ザ・ホンダ・クラシックの2日目に68と伸ばしたリッキー・ファウラー（米国）はトータル2アンダー、予選通過を果たすと大きな笑みをみせた。

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ここまでメジャーに41大会連出場を果たしてきた32歳は、現在3週後に迫ったマスターズ出場の危機に直面している。

ツアー1、2を争う人気選手のファウラーがマスターズ出場を逃すことに、TV解説を務めるニック・ファルド（英国）は自身のツイッターで「もしマスターズの出場を逃したらリッキーにとっては良いニュース。その週に6つのコマーシャル撮影ができるのだから」と発信した。ファウラーは数年前に「PGAツアーでもっとも過大評価されている選手」に選ばれたこともあり、成績よりも人気の高さが先行していることをファルドがチクリと刺したもの。「僕は英国人、こういうジョークを言う国民性だ。そしてこれはリッキーを応援しているからだ」とファルドはいう。

2年前に9位だった世界ランキングは現在81位まで後退、米ツアー5勝で、最後に勝ったのは19年の「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」。4月のマスターズに出場するためには残り3大会でツアー勝利、もしくは好成績を連発して直前の世界ランキング50位内に急浮上することが求められる。

「ニックがどこから来たか知っている。僕たちはともに選手同士だから、お互いに相手を刺すこともある。調子はだんだんと上がってきてあと少し。あとはグリーン上、パットが入れば復調できる」とファウラー。大会が行われているPGAナショナルはファウラー夫妻が暮らす地元。大きなパワーを背に、オーガスタへの切符を掴みにかかる。