マスターズという大会は、飛距離が出る選手が有利なのは間違いないですし、右打ちならドロー、左打ちならフェードと相性のいい球筋もたしかにあるでしょう。しかし、何より大事なのは自分のスタイルを確立していて、それを貫き通すことではないでしょうか。その意味でウィアは、自分のプレーを貫き通すことで、マスターズ優勝を果たしたわけで、今、考えても本当にかっこよかったなと思います。
2007年覇者のザック・ジョンソン(米国)や2015年覇者のジョーダン・スピース(米国)も飛距離の出るタイプではありませんでしたが、ウィアと同じく自分のプレーを貫いたからこそ、マスターズを制することができたのだと思います。もちろん、2005年のタイガーのような劇的な勝利も見ていてエキサイティングですが、ウィアやザック、スピースのような職人気質な選手のしぶ〜い優勝もまたマスターズの醍醐味。今年はどんな選手が、どんな試合展開で栄冠を掴むのか、今から楽しみです。(文・田辺直喜)
2007年覇者のザック・ジョンソン(米国)や2015年覇者のジョーダン・スピース(米国)も飛距離の出るタイプではありませんでしたが、ウィアと同じく自分のプレーを貫いたからこそ、マスターズを制することができたのだと思います。もちろん、2005年のタイガーのような劇的な勝利も見ていてエキサイティングですが、ウィアやザック、スピースのような職人気質な選手のしぶ〜い優勝もまたマスターズの醍醐味。今年はどんな選手が、どんな試合展開で栄冠を掴むのか、今から楽しみです。(文・田辺直喜)