＜マスターズ　最終日◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC（米ジョージア州）◇7475ヤード・パー72＞

日本勢として初めてマスターズ、さらに4大メジャー制覇を成し遂げた松山英樹。その前週に「オーガスタナショナル女子アマチュア」で優勝し、日本人として初めてオーガスタの地でトロフィーを掲げた梶谷翼も松山に「松山選手のマスターズ優勝、おめでとうございます。日本人として誇りに思います。日本中に希望と感動をありがとうございました」と祝福のコメントを寄せた。

梶谷翼のドライバースイング【連続写真】

松山のプレーはテレビで観ていたといい、「どのショットも素晴らしかったのですが、自分が特に印象に残っている」と挙げたのは、第3ラウンド中断明けの11番のセカンドショット。ピンまで170ヤードの浅いラフから、枝の下を通して奥のピンにつけるバーディチャンスを演出した1打だ。「あの位置からあのショットでバーディは、勉強になりました。自分もいろんな球が打てるようになりたいです」と大きな刺激を受けたと話した。

「これからも日本に夢と感動を届けてください。本当におめでとうございました」と紡いだ梶谷。松山は優勝後の会見で、「（この優勝は）これからゴルフを始める子供たち、10代の高校生などに特に影響があると思う。これまで日本人では（優勝）できないという考えがあったかもしれないけど、僕がメジャーチャンピオンになって、それを覆すことができた」と話した。その思いは確実に届いたといえるだろう。