＜AT＆Tバイロン・ネルソン　3日目◇15日◇TPCクレイグランチ（テキサス州）◇7468ヤード・パー72＞

上がりの4ホールでようやく松山英樹らしさが出た。前半から吹いた強風にも苦戦しフロントナインを2バーディ・2ボギー。ところが後半は、15番からの4ホールで3バーディ。「時間がかかったなと思いますね。まあでもショットも16番のティショットからよかったですし、ちょっときっかけみたいなになりそうかなと思う」と、トータル10アンダーまで伸ばし、順位も44位タイに上げた。

松山英樹の2021年ドライバースイング【連続写真】

5番でバーディが先行したが短いパー4の6番でティショットを曲げると2オンも逃しボギー。7番ではカラーから寄せきれずに連続ボギー。9番パー5で3メートルを沈めてスタート時のスコアに戻すと、後半の爆発につなげた。

12番パー5もバーディだが、3.5メートルのイーグルチャンスを外してのもの。フラストレーションが溜まりそうなものだが、「マスターズ」チャンピオンは違った。15番では5メートル、16番では10メートル、18番のパー5でも3メートルを沈めて、気持ちよくホールアウトした。

「ショットもパットもどうしたらいいのかなって思いながら、まあ、明日早いスタートができるなってくらいしか考えてなかったけど（笑）」というラウンドからの復調。「16のティショットからよくなったし、あてはまった感じです」とショット、パットともに手ごたえをつかんでのフィニッシュだった。