島の先端のデューンズ(砂地)に造られたリンクスタイプのコースは、フロントナイン、バックナインとそれぞれクラブハウスの左右にセパレートされ、ともに前半はクラブハウスから離れて行って後半はクラブハウスに戻ってくるレイアウト。つまり風向きが変わらない限り、例えば練習日の18日に吹いた東からの海風であれば前半は1番から4番までがアゲンストで折り返した5番から9番まではフォロー。逆に後半は10番から13番がフォローで、14番から18番までがアゲンストとなる。
18日の風速は10メートルを超える突風も吹き、ツアー屈指のロングヒッター、ブライソン・デシャンボー(米国)も「14番以降でグリーンを狙うのに打った一番短いクラブは5番アイアン。一緒に回ったザック・ジョンソンは毎回ヘッドカバーを抜いていた」というほどだ。
この日バックナインをプレーした松山も「風向きで難易度がぜんぜん違う。きょうの風向きだったら、やっぱり15番から18番はとてもタフなホール」と話し、223ヤードの17番パー3は「ティを前にしてほしいな、くらいの感じ」と距離の長さを警戒する。
海沿いのリンクスタイプのコースだが、フェアウェイは意外と広く、特に後半はハザードが絡むホールも多い。また、前回同様にコース内のバンカーはすべてウェイストエリアの扱いとなり、ソールが可能というのも特徴だ。
12大会は雨の影響もありグリーンがソフトだったが今年は好天に恵まれている。トータル13アンダーで2位に8打差をつける圧勝を飾ったローリー・マキロイ(北アイルランド)は、「今回の風向きは前回とはまるで違うコース。風が吹いてグリーンもグリーン周りもドライになっているぶん、前回のほうが簡単だった。今年はもっとリンクスコースに近い」と言うから、難コースに拍車がかかったよう。
優勝スコアは果たして…。松山は「13アンダーは風がなくても出ない」。今週はトッププロたちの嘆きの声が聞こえてくるかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)
18日の風速は10メートルを超える突風も吹き、ツアー屈指のロングヒッター、ブライソン・デシャンボー(米国)も「14番以降でグリーンを狙うのに打った一番短いクラブは5番アイアン。一緒に回ったザック・ジョンソンは毎回ヘッドカバーを抜いていた」というほどだ。
この日バックナインをプレーした松山も「風向きで難易度がぜんぜん違う。きょうの風向きだったら、やっぱり15番から18番はとてもタフなホール」と話し、223ヤードの17番パー3は「ティを前にしてほしいな、くらいの感じ」と距離の長さを警戒する。
海沿いのリンクスタイプのコースだが、フェアウェイは意外と広く、特に後半はハザードが絡むホールも多い。また、前回同様にコース内のバンカーはすべてウェイストエリアの扱いとなり、ソールが可能というのも特徴だ。
12大会は雨の影響もありグリーンがソフトだったが今年は好天に恵まれている。トータル13アンダーで2位に8打差をつける圧勝を飾ったローリー・マキロイ(北アイルランド)は、「今回の風向きは前回とはまるで違うコース。風が吹いてグリーンもグリーン周りもドライになっているぶん、前回のほうが簡単だった。今年はもっとリンクスコースに近い」と言うから、難コースに拍車がかかったよう。
優勝スコアは果たして…。松山は「13アンダーは風がなくても出ない」。今週はトッププロたちの嘆きの声が聞こえてくるかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)