「ほかのメジャーに比べてバーディ合戦となることが多いのが全米プロで、そういう意味でエキサイティングなメジャーです。マスターズは独特のエキサイティング感がありますが、ほかのメジャーに比べて歓声とか、そういうものが多いのも全米プロの特徴ですね」と、アグレッシブなプレースタイルが必要となる傾向が強いという。
杉澤氏は、「全米プロ=距離が長い」というイメージが強いと話すが、これは18年まで8月に開催されていたため、フェアウェイが軟らかかったという特徴があったからと補足する。「今までは勢いのある選手や、若い選手が勝つことが多かった」と杉澤氏。2010年以降を見ると、10年のマーティン・カイマー(ドイツ)、11年のキーガン・ブラッドリー(米国)、13年のジェイソン・ダフナー(米国)、15年のジェイソン・デイ(オーストラリア)、16年のジミー・ウォーカー(米国)、17年のジャスティン・トーマス(米国)と、メジャー初優勝の選手が多いのも事実だ。
ところが5月開催(昨年はコロナ禍のため8月開催)になるとシーズン最後のメジャーという肩書きはなくなり、芝の状態などからも、全く違う様相を呈することもありそうだ。
ちなみに、15年大会の2日目には、岩田寛が当時の海外メジャー最少ストローク記録に並ぶ「63」をマークして話題となった。現在は、全英オープンでブランデン・グレイス(南アフリカ)が叩き出した「62」が最少記録だが、全米プロに限っていえば、「63」はいまなお最少ストロークタイ記録だ。
「すごく覚えていますよ。覚えていますけど、あんなに騒がれると思っていなかった。18番で人がいっぱいいたのは覚えている。記者とか、なんであんなにいっぱいいるんだろうと思って見ていました。自覚してなかったし、『63』って他にいっぱい出した人はいるじゃないですか。だから別に、と思っていた。やってるときは知らないし、後々聞いたんですけど。最後、アプローチが入りそうで騒いでいる人がいたから、なんでだろうって思っていました」(岩田)
最終ホールではアプローチがカップをかすめ、チップインバーディ逃しのパー。新記録とはならなかったが、現地メディアも沸き立った。岩田は会見場に呼ばれ、寡黙なジャパニーズとして取りあげられた。岩田のこの快進撃も、やはり全米プロならではのできごと。調子のいい選手が一気にスコアを伸ばしてくる、そんな展開を象徴するシーンだった。
杉澤氏は、「全米プロ=距離が長い」というイメージが強いと話すが、これは18年まで8月に開催されていたため、フェアウェイが軟らかかったという特徴があったからと補足する。「今までは勢いのある選手や、若い選手が勝つことが多かった」と杉澤氏。2010年以降を見ると、10年のマーティン・カイマー(ドイツ)、11年のキーガン・ブラッドリー(米国)、13年のジェイソン・ダフナー(米国)、15年のジェイソン・デイ(オーストラリア)、16年のジミー・ウォーカー(米国)、17年のジャスティン・トーマス(米国)と、メジャー初優勝の選手が多いのも事実だ。
ところが5月開催(昨年はコロナ禍のため8月開催)になるとシーズン最後のメジャーという肩書きはなくなり、芝の状態などからも、全く違う様相を呈することもありそうだ。
ちなみに、15年大会の2日目には、岩田寛が当時の海外メジャー最少ストローク記録に並ぶ「63」をマークして話題となった。現在は、全英オープンでブランデン・グレイス(南アフリカ)が叩き出した「62」が最少記録だが、全米プロに限っていえば、「63」はいまなお最少ストロークタイ記録だ。
「すごく覚えていますよ。覚えていますけど、あんなに騒がれると思っていなかった。18番で人がいっぱいいたのは覚えている。記者とか、なんであんなにいっぱいいるんだろうと思って見ていました。自覚してなかったし、『63』って他にいっぱい出した人はいるじゃないですか。だから別に、と思っていた。やってるときは知らないし、後々聞いたんですけど。最後、アプローチが入りそうで騒いでいる人がいたから、なんでだろうって思っていました」(岩田)
最終ホールではアプローチがカップをかすめ、チップインバーディ逃しのパー。新記録とはならなかったが、現地メディアも沸き立った。岩田は会見場に呼ばれ、寡黙なジャパニーズとして取りあげられた。岩田のこの快進撃も、やはり全米プロならではのできごと。調子のいい選手が一気にスコアを伸ばしてくる、そんな展開を象徴するシーンだった。