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ミケルソンとケプカの「因縁対決」、勝敗を分けたもの【舩越園子コラム】

ミケルソンとケプカの「因縁対決」、勝敗を分けたもの【舩越園子コラム】

配信日時:2021年5月24日 12時09分

50歳のメジャー最年長優勝がかかるミケルソンの戦いは「メンタル・バトル」、両ひざや腰の故障を抱えるケプカの戦いは「フィジカル・バトル」になると米メディアは予想していた。なるほど、最年長優勝に加え、2013年の全英オープン制覇以来、8年ぶりのメジャー優勝と16年ぶりの全米プロ制覇がかかるミケルソンにのしかかるプレッシャーは果てしない。

さらに言えば、ここ数週間は、6月の全米オープンに特別招待で出場することの是非が取り沙汰されたり、新ツアー構想として浮上しているSLG(スーパーリーグ・ゴルフ)に移籍しそうな選手の筆頭に挙げられ、ミケルソン自身、「とても興味深い」と語って物議を醸したりと、喧騒のまっただ中にいた。

一方のケプカは、通算8勝のうちの4勝がメジャー優勝の「メジャーに強い男」だ。緊張やプレッシャーとは無縁の「鉄の心臓」の持ち主だと言われている。心配されていたのは満身創痍の肉体。とりわけ両ひざは、ラインを読む際もボールを拾う際も、しゃがむことすらままならない状態だった。

しかし、ゴルフというものは「メンタルの戦い」「フィジカルの戦い」と分けられるものではない。実際、いざ蓋を開けてみれば、「両膝はテーピングをしているし、安定している」というケプカは、「フィジカルの戦い」とはならず、むしろメンタル面から揺らいでいった。

2日目以降、パットが不調で、「キャリアで最悪だった」と言ったケプカは、あれやこれやと悩み抜き、試行錯誤しながら最終日に挑んだ。しかし、タッチもフィーリングも合わず、パットの狂いがショットの狂いも誘発した。

「パットは終始、感触が悪かった。なぜそうだったのかはわからない。あれこれ考えすぎて悩み過ぎ、調整しすぎたのかもしれない」

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