今週開幕する海外メジャー「全米オープン」。深いラフに硬いグリーンなどなど、世界一難しいといわれるコースセッティングが予想される。今大会が全米オープン初出場となる浅地洋佑は、先々週の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で、全米対策としてウェッジ5本のクラブセッティングを試していた。
浅地洋佑の5本のウェッジ、撮れちゃいました【写真】
それまで浅地のバッグに入っていたウェッジは、44度のPW、48度、52度、59度の4本。「全米オープンのために62度のウェッジを入れました」と、5番ウッドと59度のウェッジを抜き、代わりに57度と62度のウェッジを投入した。これでウェッジは5本。ロフトバリエーションは、44度、48度、52度、57度、62度となる。
「今まで試合で使ったことがあるのは60度がマックス。(フィル・)ミケルソンとか海外の選手は64度とか入っている。あのレベルの選手が60度台を使うんだったら、50度台ではたぶん無理」と、日本での全米オープン最終予選会で出場権をつかんでから、62度のウェッジを急きょ作った。米国男子ツアーを主戦場とする松山英樹も、57.5度のウェッジの下に62度のウェッジを入れている。
これで59度のウェッジ1本で対応していたことを、57度と62度の2本で行うことになる。この2本はどう使い分けるのだろうか? 「57度はフルショットとか、ピンが奥でちょっと突っ込みたいなというときに。ピンが手前だったら、62度で普通に打てば止まる。バンカーでも距離があるときは57度で打ってもいい」。
実際、アプローチ練習場で浅地が40ヤードくらいの距離を打つのを見ていると、57度のウェッジでは落ちてから少し前に転がるのに対し、62度のウェッジでは、落ちた場所に止まるか、少し戻っていた。2本を使い分けることで、スピンコントロールがしやすくなるようだ。「50ヤードでピンが手前のときには、フルショットで10ヤード戻したほうが、グリーンが広く使えて楽。攻め方の幅が増えます」と浅地はいう。同時にフルショットでの距離の打ち分けも容易になる。
浅地洋佑の5本のウェッジ、撮れちゃいました【写真】
それまで浅地のバッグに入っていたウェッジは、44度のPW、48度、52度、59度の4本。「全米オープンのために62度のウェッジを入れました」と、5番ウッドと59度のウェッジを抜き、代わりに57度と62度のウェッジを投入した。これでウェッジは5本。ロフトバリエーションは、44度、48度、52度、57度、62度となる。
「今まで試合で使ったことがあるのは60度がマックス。(フィル・)ミケルソンとか海外の選手は64度とか入っている。あのレベルの選手が60度台を使うんだったら、50度台ではたぶん無理」と、日本での全米オープン最終予選会で出場権をつかんでから、62度のウェッジを急きょ作った。米国男子ツアーを主戦場とする松山英樹も、57.5度のウェッジの下に62度のウェッジを入れている。
これで59度のウェッジ1本で対応していたことを、57度と62度の2本で行うことになる。この2本はどう使い分けるのだろうか? 「57度はフルショットとか、ピンが奥でちょっと突っ込みたいなというときに。ピンが手前だったら、62度で普通に打てば止まる。バンカーでも距離があるときは57度で打ってもいい」。
実際、アプローチ練習場で浅地が40ヤードくらいの距離を打つのを見ていると、57度のウェッジでは落ちてから少し前に転がるのに対し、62度のウェッジでは、落ちた場所に止まるか、少し戻っていた。2本を使い分けることで、スピンコントロールがしやすくなるようだ。「50ヤードでピンが手前のときには、フルショットで10ヤード戻したほうが、グリーンが広く使えて楽。攻め方の幅が増えます」と浅地はいう。同時にフルショットでの距離の打ち分けも容易になる。