■悲願にあと一歩に迫ったサンデーバックナイン
そして、一番優勝に近づいたのが17年のエリンヒルズゴルフコース。総距離7845ヤードに設定された初日は、1イーグルを奪ったものの、その後4ボギーの「74」。2オーバー84位と大きく出遅れた。しかし、2日目には7バーディ・ノーボギーの「65」。トータル5アンダーの8位タイへと急浮上し、トップと2打差で2年ぶりとなる決勝ラウンドへ駒を進める。
2日目の勢いから、ムービングデーにさらなる期待がかかったものの、この日はスコアを1つ伸ばすにとどまり、トータル6アンダー。順位も14位タイへと後退した。トップと6打差にその差は開いたが、それでも「まだまだ諦める位置ではない」と、攻める姿勢で自らを奮い立たせた。
そして迎えた最終日。松山は前半2つ伸ばすとサンデーバックナインで4つ伸ばす快進撃で、ホールアウト時点で1打差まで詰め寄った。結果優勝こそ届かなかったが、8バーディ・2ボギーと有言実行のラウンドで、この日のベストスコアとなる「66」をマーク。トータル12アンダーの2位タイでフィニッシュし、メジャー大会での自己最高位(当時)を更新するとともに、80年に「全米オープン」で青木功がマークした日本選手最高位に並んだのである。悲願の日本男子のメジャー制覇、それが大きく近づいた大会だった。
■異例の9月開催 V圏内も最終日に苦しむ
そして新型コロナウイルスの影響もあり9月開催となった20年大会。日没サスペンデッドとなった初日こそ33位タイだったが、第2ラウンドでわずか3人しかいないアンダーパーで回りきり7位タイに浮上する。さらにムービングデーに粘りの「70」をマークし、トータルイーブンパー、首位と5打差の4位タイまで詰め寄った。
チャンスのある位置で残り18ホールの戦いに挑んだが、「昨日(3日目)の残り何ホールかでショットが少しおかしくなった」とバーディ・7ボギー・1ダブルボギーの「78」と失速。トータル8オーバーまでスコアを落とし、優勝したブライソン・デシャンボー(米国)に14打差をつけられる17位タイに終わった。
それから約9カ月、メジャー覇者として帰ってきた世界一過酷な戦い。今回はどんなプレーを見せてくれるのか。
そして、一番優勝に近づいたのが17年のエリンヒルズゴルフコース。総距離7845ヤードに設定された初日は、1イーグルを奪ったものの、その後4ボギーの「74」。2オーバー84位と大きく出遅れた。しかし、2日目には7バーディ・ノーボギーの「65」。トータル5アンダーの8位タイへと急浮上し、トップと2打差で2年ぶりとなる決勝ラウンドへ駒を進める。
2日目の勢いから、ムービングデーにさらなる期待がかかったものの、この日はスコアを1つ伸ばすにとどまり、トータル6アンダー。順位も14位タイへと後退した。トップと6打差にその差は開いたが、それでも「まだまだ諦める位置ではない」と、攻める姿勢で自らを奮い立たせた。
そして迎えた最終日。松山は前半2つ伸ばすとサンデーバックナインで4つ伸ばす快進撃で、ホールアウト時点で1打差まで詰め寄った。結果優勝こそ届かなかったが、8バーディ・2ボギーと有言実行のラウンドで、この日のベストスコアとなる「66」をマーク。トータル12アンダーの2位タイでフィニッシュし、メジャー大会での自己最高位(当時)を更新するとともに、80年に「全米オープン」で青木功がマークした日本選手最高位に並んだのである。悲願の日本男子のメジャー制覇、それが大きく近づいた大会だった。
■異例の9月開催 V圏内も最終日に苦しむ
そして新型コロナウイルスの影響もあり9月開催となった20年大会。日没サスペンデッドとなった初日こそ33位タイだったが、第2ラウンドでわずか3人しかいないアンダーパーで回りきり7位タイに浮上する。さらにムービングデーに粘りの「70」をマークし、トータルイーブンパー、首位と5打差の4位タイまで詰め寄った。
チャンスのある位置で残り18ホールの戦いに挑んだが、「昨日(3日目)の残り何ホールかでショットが少しおかしくなった」とバーディ・7ボギー・1ダブルボギーの「78」と失速。トータル8オーバーまでスコアを落とし、優勝したブライソン・デシャンボー(米国)に14打差をつけられる17位タイに終わった。
それから約9カ月、メジャー覇者として帰ってきた世界一過酷な戦い。今回はどんなプレーを見せてくれるのか。