東京五輪のゴルフ競技が7月29日に開幕する。ゴルフは前回のリオ五輪で112年ぶりに復活し、今回も各国から男女60名が4日間72ホールをプレーする。開幕を前に、代表選手たちのプロフィールをおさらい。世界中から集まる代表選手が霞ヶ関をどう攻略するのかに注目だ。

松山英樹のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】

【アントワヌ・ロズネル】（フランス）
■生年月日：1993年2月12日生まれ　28歳
■身長：184センチ
■プロ転向：2016年
■主な戦績：欧州ツアー2勝

アントワヌ・ロズネルという名前に聞き覚えの無い人も多いだろう。フランスの首都パリ出身の28歳。2016年のプロ転向直後はくすぶっていたが、直近2年で目覚ましい活躍を見せている。

プロ入り後はなかなかツアー昇格のチャンスに恵まれなかったが、転機が訪れたのは19年。下部ツアーで2勝を挙げて翌年から欧州ツアーに参戦すると、「ゴルフ・イン・ドバイ選手権」でツアー初優勝を果たした。今年は「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」でフランス勢最速となる29試合目でツアー2勝目を挙げた。

300ヤード越えのドライバーショットもさることながら、最大のストロングポイントはその安定感。昨年は21試合に出場して予選落ちは3度のみ。キャリア通算でも35試合中29試合で予選通過と、適応力に長ける試合巧者だ。