ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

PGAツアー

米国男子

全英オープン

日程 2021年7月15日-7月18日賞金総額 $10,750,000

全英オープン、やっぱり勝利のカギはパーだった【舩越園子コラム】

全英オープン、やっぱり勝利のカギはパーだった【舩越園子コラム】

配信日時:2021年7月19日 12時00分

ウーストハウゼンと1打差で最終日をスタートしたモリカワは、淡々とパーを重ね続けた末、7番、8番、9番の3連続バーディで形勢を逆転。単独首位へ浮上し、さらに2位との差を4打へ広げた。

だが、勝利のカギとなったのは、グリーンを外しながらも寄せワンでパーセーブした10番、そして6メートルのバーディパットを沈めた14番の直後に、グリーン奥のラフへ外しながらも見事にパーを拾った15番だった。あの15番のパーパットを沈めたとき、モリカワは力強く右拳を握り締めてガッツポーズを繰り出した。

16番以降は、ピンを狙うのではなく、ボギーを叩かない位置へボールを運ぶことを目指し、その通り、彼は上がり4ホールすべてをパーで凌いだ。いや、それどころか、ラスト31ホールすべてをボギーなしで切り抜けたことが素晴らしい。

今大会の舞台となったロイヤル・セントジョージズは、真夏でも冬の防寒対策が求められるスコットランドではなく、温暖なイングランドにある。4日間、快晴に恵まれた「イングランドのリンクスコース」で、多くの選手のスコアが記録的にぐんぐん伸びていた。

とはいえ、このコースは、小さなミスが大きなケガになる怖さを随所に秘めている。その中でモリカワは、勝利のカギとなるものが、奇跡のようなイーグルやバーディではなく、いかにパーを拾えるか、いかにスコアを落とさずにいられるかであることを知っていたのだと思う。だからこそ彼は、パーパットを沈めたときこそ、力強いガッツポーズを見せたのだ。

小柄な体格ゆえに飛距離が出ないモリカワは、いつも基本に忠実にコツコツ、黙々と戦ってきた。そうやってジタバタしない戦い方を身につけたモリカワは、それが自分の財産であることも知っていた。

関連記事

全英オープンのニュース

PGAツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. JGTO
    開催中
    2025年4月24日 4月27日
    前澤杯 MAEZAWA CUP
  2. JLPGA
    中止
  3. PGA
    速報中
  4. LPGA
    速報中
    2025年4月24日 4月27日
    シェブロン選手権
  5. ACNツアー
    終了
    2025年4月23日 4月25日
    i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘
  6. ステップ・アップ
    開催中
    2025年4月24日 4月26日
    大王海運レディス
  7. DPワールド
    速報中
    2025年4月24日 4月27日
    海南クラシック
  8. LIV GOLF
    開催前
    2025年4月25日 4月27日
    LIVゴルフ第6戦 at メキシコシティ
  9. アマチュア・他
    開催中
    2025年4月25日 4月27日
    IOA選手権

おすすめコンテンツ

関連サイト