＜東京五輪ゴルフ競技（男子） 事前情報◇27日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉県）◇7447ヤード・パー71＞

いまゴルフ界でもっとも旬な男が霞ヶ関カンツリー倶楽部に登場した。東京五輪ゴルフ競技に出場するため来日したコリン・モリカワ（米国）は、名前のとおり父が日系。ゆかりのある日本でもさわやかな笑顔を見せ、大会2日前の公式会見で抱負を語った。

チームUSAのバッグがかっこいい【五輪写真】

2週前の「全英オープン」では初出場ながら優勝したモリカワ。勢いそのままに乗り込み、世界一のスポーツの祭典に対する心境を明かした。「ほかのスポーツにとってオリンピックは最高峰の場。ゴルフは4大メジャーがあるから難しい面はあるけど、間違いなくそうなるべきだと思う。チームUSAの4人にとっても最高の場になると思う」と、ワクワク感を抑えきれない。

ツアー参戦2年が終わったばかりだが、昨年の「全米プロゴルフ選手権」を制すなど一気にスターダムを駆け上がった。24歳のモリカワにとっては、ゆかりのある日本で金メダルを獲得することは、大きな目標だった。「この年でインパクトを与えることができるのはありがたいこと」。若き米国チームのエースは、自信と責任に満ちあふれている。

全英優勝後は2日間ほど勝利の余韻にひたったが、その後は気持ちもリセット。「毎週が新しい戦い。そこに向けて準備する」と、気持ちの高揚だけでなく、この2日間の練習で仕上がりもよさそうだ。