今年4月の「マスターズ」で優勝した松山英樹に1打差の2位に入ったウィル・ザラトリス(米国)。今季は24大会に出場しトップ10入り8度で、約340万ドル(約3億8000万円)の賞金を獲得している。現在、世界ランキングは29位と堂々のトッププレーヤーの一人となった24歳だ。
銀メダリストを軽井沢で発見!【大会ライブフォト】
しかしフェデックスカップポイントは、なんと“0(ゼロ)ポイント”。次週からのプレーオフに進むには、今週のレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」で“優勝”するしかない。
その理由は、2020−21シーズンが始まるとき、ザラトリスは下部のコーンフェリーツアーのメンバーだった。なぜならば19−20シーズンが新型コロナウイルス感染拡大のために約3カ月ツアーが中断し、その結果、選手は前年度の出場資格を維持したから。その分、下部ツアーからの昇進など新たなツアーカード獲得も凍結し、下部ツアーでランク8位だったザラトリスは、PGAツアーへの昇格ができなかった。
シーズン途中で PGAツアーの“スペシャル・テンポラリー・メンバー”となり、試合数無制限のスポンサー推薦を獲得できるようになったことで今季の戦いを続けているが、資格はあくまでも“テンポラリー(一時的)”。フェデックスカップポイントを獲得するには、ツアー勝利を挙げて“正式メンバー”になる必要がある。
ちなみにザラトリスの成績をメンバーとしてポイント化すると1270ポイントで26位に相当するといい、本来であれば楽々プレーオフ進出を決めていた。選手理事会のメンバーの一人、ウェブ・シンプソン(米国)は、「これはバカげている。ザラトリスはプレーオフに進むに十分値する活躍をした。プレーオフ第1戦は(規定の)125名から126名にするべきだ」とツアーに進言する。
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しかしフェデックスカップポイントは、なんと“0(ゼロ)ポイント”。次週からのプレーオフに進むには、今週のレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」で“優勝”するしかない。
その理由は、2020−21シーズンが始まるとき、ザラトリスは下部のコーンフェリーツアーのメンバーだった。なぜならば19−20シーズンが新型コロナウイルス感染拡大のために約3カ月ツアーが中断し、その結果、選手は前年度の出場資格を維持したから。その分、下部ツアーからの昇進など新たなツアーカード獲得も凍結し、下部ツアーでランク8位だったザラトリスは、PGAツアーへの昇格ができなかった。
シーズン途中で PGAツアーの“スペシャル・テンポラリー・メンバー”となり、試合数無制限のスポンサー推薦を獲得できるようになったことで今季の戦いを続けているが、資格はあくまでも“テンポラリー(一時的)”。フェデックスカップポイントを獲得するには、ツアー勝利を挙げて“正式メンバー”になる必要がある。
ちなみにザラトリスの成績をメンバーとしてポイント化すると1270ポイントで26位に相当するといい、本来であれば楽々プレーオフ進出を決めていた。選手理事会のメンバーの一人、ウェブ・シンプソン(米国)は、「これはバカげている。ザラトリスはプレーオフに進むに十分値する活躍をした。プレーオフ第1戦は(規定の)125名から126名にするべきだ」とツアーに進言する。