一方でショットには手ごたえも出てきた。前週の日曜日には「かなり絶望的」と話していたが、「だいぶコースの中でやることは少なくなってきた。10個あったら1個減ったくらいでしかないけど、1個減るだけでこんなに変わる。来週もどんどん減らしていけるようにしたい」。それでも「自信持ってうまく行きますという感じではない。もう少し時間かかる」ととどめた。

次戦は日本で行われる米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。この後チャーター便で母国へと向かう。「ツアーはだいぶ久々なので良いプレーをしたいという気持ちと、今の現状からするとぜんぜん期待はできない」と二つの思いが交差する。「何か大きい時差とかで覚醒したらいいな（笑）」と自虐的に笑った。

「良いプレーができるように、ちょっと時間があるので休んでやりたい」。悔しい思いをした東京五輪以来となる母国での戦い。今週の分までバーディパットを沈めたい。