<ZOZOチャンピオンシップ 2日目◇22日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>
2008年5月に行われた米国男子ツアー「AT&Tクラシック」で優勝した今田竜二が、6年ぶりの米ツアーに挑んでいる。唯一の日本開催となっている「ZOZOチャンピオンシップ」に推薦で出場している今田。実戦からは遠く離れているが、当時、日本人3人目となる米ツアー優勝を果たした功績は絶大だ。
松山英樹の練習風景!大会の模様を現地からお届け【写真】
今田は今回、大会を放送するテレビ朝日のラウンドリポーターで来日予定だったが、それならと推薦の枠でプレーすることも決定。急きょ決まった出場には自身も驚きを隠せなかったが、14歳で単身渡米し、その後もパイオニアとして日米ゴルフを知り尽くしたプレーヤー、最近ではリポーターの仕事も人気を博すなか、日本でも注目を集めている。
予選カットがない今大会。今田は2日目を終えてトータル8オーバーの72位タイ。だが、スコアや順位以上にその存在感は増している。初日、2日目と同組で回った木下稜介は、「アプローチが本当に、本当にうますぎます」と舌を巻く。今田といえばマジックとも評されたアプローチの技は米ツアーでも一目置かれる存在だった。さらに、正確なショットもツアーで戦う今田を支えた。ケガもあって近年はツアー出場はないものの、その技は健在だ。
15年以来、米ツアー出場は6年ぶり。その今田はどんなプレーを見せているのか。まず初日は2バーディを奪った。そのバーディはいずれもパー3。7番では、バンカー越えの左ピンに対して鋭く振り切ってピン手前3メートルにナイスオン。これを沈めてファンの歓声に応えた。
その今田の手に握られているアイアンに目がいく。『PROTO-CONCEPT C01』と書かれたこのクラブは、マッスルバック。今田の洗練されたルックスにピッタリと合う、すっきりとした軟鉄鍛造アイアン。同ブランドのホームページを見ると、ここにチタンを埋め込み成形しているため、打感も柔らかく仕上がり、操作性、フィーリングを向上させている。まさに、今田のプレースタイルに合っているアイアンといえそうだ。
「昔からクラブでお世話になっている知人からすすめられて使ってみました。見た目もキレイでマッスルバックらしいシャープさがありますが、打ってみるとこれが打ちやすい
しっかりとフェースに乗るし、ブレード型のアイアンでは感じたことのないボールスピードが出ます」
ビッグドライブで飛距離を稼ぐパワーゴルフ全盛の時代でも、やはりプロゴルファーは職人。イメージ通りの球が出るものを選ぶものだが、まさにこのアイアンは今田の感性を揺さぶった。「見た目は難しいけど、打ってみると易しい機能性。今回の試合直前に試しましたが、すぐに使うことを決めました」と、今大会でもピンを狙うショットの正確性に貢献している。
超スポット参戦、逆にいうと推薦枠で出場する大事な一戦で投入したアイアン。それだけピンとくるものがあったに違いない。ちなみに今田のバッグの中身を見るとフェアウェイウッドとユーティリティーは『NEXGEN』、パターは長年使い続ける、今田の代名詞とも言えるキャッシュイン型だ。
2日目は冷たい雨と風で距離が残ってしまい、アイアンが活躍する場面は少なかったが、3日目、最終日と天気は晴れ。今田のマジカルプレーを見るなら、切れ味するどいアイアンと、マジカルアプローチ。次はいつ見ることができるか分からないPGAツアー1勝のプレーを、ぜひ見逃さないでほしい。
2008年5月に行われた米国男子ツアー「AT&Tクラシック」で優勝した今田竜二が、6年ぶりの米ツアーに挑んでいる。唯一の日本開催となっている「ZOZOチャンピオンシップ」に推薦で出場している今田。実戦からは遠く離れているが、当時、日本人3人目となる米ツアー優勝を果たした功績は絶大だ。
松山英樹の練習風景!大会の模様を現地からお届け【写真】
今田は今回、大会を放送するテレビ朝日のラウンドリポーターで来日予定だったが、それならと推薦の枠でプレーすることも決定。急きょ決まった出場には自身も驚きを隠せなかったが、14歳で単身渡米し、その後もパイオニアとして日米ゴルフを知り尽くしたプレーヤー、最近ではリポーターの仕事も人気を博すなか、日本でも注目を集めている。
予選カットがない今大会。今田は2日目を終えてトータル8オーバーの72位タイ。だが、スコアや順位以上にその存在感は増している。初日、2日目と同組で回った木下稜介は、「アプローチが本当に、本当にうますぎます」と舌を巻く。今田といえばマジックとも評されたアプローチの技は米ツアーでも一目置かれる存在だった。さらに、正確なショットもツアーで戦う今田を支えた。ケガもあって近年はツアー出場はないものの、その技は健在だ。
15年以来、米ツアー出場は6年ぶり。その今田はどんなプレーを見せているのか。まず初日は2バーディを奪った。そのバーディはいずれもパー3。7番では、バンカー越えの左ピンに対して鋭く振り切ってピン手前3メートルにナイスオン。これを沈めてファンの歓声に応えた。
その今田の手に握られているアイアンに目がいく。『PROTO-CONCEPT C01』と書かれたこのクラブは、マッスルバック。今田の洗練されたルックスにピッタリと合う、すっきりとした軟鉄鍛造アイアン。同ブランドのホームページを見ると、ここにチタンを埋め込み成形しているため、打感も柔らかく仕上がり、操作性、フィーリングを向上させている。まさに、今田のプレースタイルに合っているアイアンといえそうだ。
「昔からクラブでお世話になっている知人からすすめられて使ってみました。見た目もキレイでマッスルバックらしいシャープさがありますが、打ってみるとこれが打ちやすい
しっかりとフェースに乗るし、ブレード型のアイアンでは感じたことのないボールスピードが出ます」
ビッグドライブで飛距離を稼ぐパワーゴルフ全盛の時代でも、やはりプロゴルファーは職人。イメージ通りの球が出るものを選ぶものだが、まさにこのアイアンは今田の感性を揺さぶった。「見た目は難しいけど、打ってみると易しい機能性。今回の試合直前に試しましたが、すぐに使うことを決めました」と、今大会でもピンを狙うショットの正確性に貢献している。
超スポット参戦、逆にいうと推薦枠で出場する大事な一戦で投入したアイアン。それだけピンとくるものがあったに違いない。ちなみに今田のバッグの中身を見るとフェアウェイウッドとユーティリティーは『NEXGEN』、パターは長年使い続ける、今田の代名詞とも言えるキャッシュイン型だ。
2日目は冷たい雨と風で距離が残ってしまい、アイアンが活躍する場面は少なかったが、3日目、最終日と天気は晴れ。今田のマジカルプレーを見るなら、切れ味するどいアイアンと、マジカルアプローチ。次はいつ見ることができるか分からないPGAツアー1勝のプレーを、ぜひ見逃さないでほしい。