「結果としては(レベルは)8ぐらいに行きましたけど、上がった要因は、応援してくれた方々のおかげでしかない。これだけ変わるんだなと思いましたし、すごくうれしかった」
「自信が持てるゴルフではなかったけど、応援のおかげで、スイングのことを気にせず、ただゴルフができた」
優勝して満面の笑顔を見せたことは、もちろん、これまでにもあった。2017年に世界選手権シリーズのWGC-ブリヂストン招待を制したときも、今年のマスターズで勝利してグリーンジャケットを羽織ったときも、松山は心底うれしそうに笑っていた。
しかし、ファンの応援に対する深い感謝の念を、何よりも先に口にして、「それが、すごくうれしい」と語った松山の姿は、これまでとは明らかに異なっていた。
お決まりのフレーズを読み上げるのではなく、誰かから促されて口にするのでもなく、心の底から湧き出した「ありがとう」の気持ちを、自分の言葉で伝えようとしていた松山を目にしたとき、彼の中の変化と成長を感じ取ることができた。
そんなふうに「いろんなもの」を見て感じ、感動したり、驚いたりした最終日の夜。何気なくSNSを眺めていたら、早藤将太キャディが練習グリーンの傍で待っていた数名の子どもたちに大急ぎでボールを渡す場面を捉えた動画がツイッターにアップされていた。おそらく大会3日目の夕暮れどきにギャラリーの方が撮影した動画を投稿したのだと思う。
「自信が持てるゴルフではなかったけど、応援のおかげで、スイングのことを気にせず、ただゴルフができた」
優勝して満面の笑顔を見せたことは、もちろん、これまでにもあった。2017年に世界選手権シリーズのWGC-ブリヂストン招待を制したときも、今年のマスターズで勝利してグリーンジャケットを羽織ったときも、松山は心底うれしそうに笑っていた。
しかし、ファンの応援に対する深い感謝の念を、何よりも先に口にして、「それが、すごくうれしい」と語った松山の姿は、これまでとは明らかに異なっていた。
お決まりのフレーズを読み上げるのではなく、誰かから促されて口にするのでもなく、心の底から湧き出した「ありがとう」の気持ちを、自分の言葉で伝えようとしていた松山を目にしたとき、彼の中の変化と成長を感じ取ることができた。
そんなふうに「いろんなもの」を見て感じ、感動したり、驚いたりした最終日の夜。何気なくSNSを眺めていたら、早藤将太キャディが練習グリーンの傍で待っていた数名の子どもたちに大急ぎでボールを渡す場面を捉えた動画がツイッターにアップされていた。おそらく大会3日目の夕暮れどきにギャラリーの方が撮影した動画を投稿したのだと思う。