今週の米国男子ツアー「バターフィールド・バミューダ選手権」に出場しているGマックこと、グレアム・マクドウェル（北アイルランド）は初日のプレーを「70」の1アンダーで終えると、来週にも詳細が発表されると予想されている“新ツアー”について、「もし5人、10人の世界のトッププロが新ツアーに去ったら、PGAツアーにとっては一大事だ」と話した。

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マクドウェルは2020年、欧州ツアーの大会だった「サウジ国際」で勝利。その後サウジアラビアをバックグラウンドとする新ツアーには肯定的な立場を取ってきた。

マクドウェルは新ツアーからオファーを受けていることは否定せず、「いったい何人の選手が移籍するか、今コメントをすることはとても難しい。実際に新ツアーがゴルフ界にとっていいことか、悪いことかも判断できない」と語った。

マクダウエルは来年2月3〜6日、サウジアラビアのロイヤルグリーンズ＆GCでアジアツアーの後援競技として開催されるサウジ国際への出場を希望。PGAツアーの許可を求めている選手の一人だ。「これまでもずっと中東でプレーしてきた。PGAツアーは許可できるかは分からないが、とりあえず申請するようにと言われた」と話した。

新ツアーにはすでに数名の選手が参戦を決めていると言われており、米・欧州ツアーはこの新ツアーに加入した選手をメンバーから除外することを発表している。（文・武川玲子＝米国在住）