タイガー・ウッズ（米国）が主催して先週行われた「ヒーローワールドチャレンジ」。バハマの会場、アルバニーGCでもっとも注目を集めたのはやっぱりタイガーだった。

こんな姿をもう1度！タイガー・ウッズ伝説のプレー【動画】

最終日はいつもの赤いシャツに黒いパンツ、黒いキャップを被って登場。優勝争いの熱戦が繰り広げられるなか練習場へ行き、今週4度目の長時間に及ぶプラクティスセッションを行った。前日の土曜日にはドライバーショットを披露したが、この日もさらにドライバーを打ち続けた。

大会前の11月21日には、ショートアイアンのショットを自身のSNSで公開。「前進している」とつけ加えたが、その11日後にはドライバーを打ち続けることが可能になった姿が見られ、大きな前進を感じることになった。

「残念ながら飛距離が伸びていくようには見えない」とタイガーは言う。それでも「この先、足にパワーをつけることができなくてもそれは仕方ない。違った方法でプレーする。それでとても満足している」と、現状に沿った戦い方を模索していく。

なによりも1週間で4度のセッションを実施したことは「復帰へのサイン」だ。12月18〜19日にフロリダ州オーランドのリッツカールトンGCで開催される「PNC選手権」に、長男のチャーリー君と一緒に出場かとファンもメディアもますます期待を膨らませている。（文・武川玲子＝米国在住）