タイガー・ウッズ（米国）の復帰戦として注目を集める「PNC選手権」（12月18〜19日・米フロリダ州）は、メジャーチャンピオンが親子でペアを組み、36ホールを戦う大会。

父ペトル・コルダの代名詞といえば“ハサミキック”【写真】

以前は“ファーザー＆サン”（父と息子）とも呼ばれたが、実は昨年大会でアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が父とペアを組むなど、女子選手も参戦。そして今年は世界ランキング1位で東京五輪金メダリストのネリー・コルダ（米国）が、元テニスプロプレーヤーで98年に全豪オープンを制した父のペトル・コルダとタッグを組んで出場する。

昨年、ネリーは「タイガーとチャーリー君のプレーをテレビで観戦して、釘付けになった」と振り返る。そのネリーは今年6月、「KPMG全米女子プロ選手権」でメジャー初制覇。晴れてメジャーチャンピオンとなり、今大会の出場資格を得た。

グランドスラマーの父、ペトルがゴルフを始めたのは、テニスの元王者、イワン・レンドル（チェコスロバキア出身）がキッカケだった。

「イワンがいつも遠征にゴルフバッグを持って来ていて、それはなんだ？　といつも聞いていたんだ。それでイワンにゴルフを誘われて、始めることになった」とペトル。