4位-500万ドル（約5億5000万円）には50歳のメジャー最年長で「全米プロゴルフ選手権」を制し、ファンの絶大な人気を誇るフィル・ミケルソン（米国）が選出。5位-400万ドル（約4億5000万円）獲得には4季ぶりに復活勝利を挙げたジョーダン・スピース（米国）、同じく4位に入った世界ランキング1位のジョン・ラーム（スペイン）は、「ザ・メモリアルトーナメント」でコロナ感染から棄権の憂き目に遭いながらも、復帰戦の「全米オープン」を見事に制した。

200万ドル（約2億2600万円）にはジム・ハーマンとパトリック・リード（ともに米国）。本来はツイッターの王者として知られるマックス・ホーマ（米国）を200万ドルとしたいところだが、ホーマには100万ドル（約1億1300万円）とし、最後の1人にはPNC選手権で2年連続見事なプレーを披露したタイガーの息子・チャーリー君を選出、100万ドル獲得とした。

ツアーが実際にどの選手に賞金を送ったかは不明だが、1位がタイガーというのは一致した見方だった。

「プレーヤー・インパクト・プログラム」は高額賞金を掲げてトップランカーだけがプレーするツアー、「スーパー・ゴルフ・リーグ」への選手流出を阻止したいPGAツアーの意向から創設されたとみられている。（文・武川玲子＝米国在住）