パー3ということもあり、過去には何度もホールインワンが記録されているのも特徴。ゴルフファンの記憶にもっとも残っているであろうシーンが1997年大会。当時21歳でメジャー未勝利だったタイガー・ウッズ(米国)が、152ヤードを9番アイアンで直接決めた瞬間、コース外にも響くほどの大歓声が砂漠地帯にこだました。いまほどの大スタンドが建設される前ではあったが、ツアー史上もっともボルテージが上がった場面として今なお語り継がれる。このエースが呼び水となって、ウッズは同年4月の「マスターズ」で初メジャータイトルも手にした。
ウッズを含む9人がこのホールでホールインワンを経験しているが、最後に達成されたのは15年大会のフランチェスコ・モリナリ(イタリア)による一打。ことしは、興奮を求め戻ってきた2万人が、10回目のホールインワンを目にすることになるのか。(文・高桑均)
ウッズを含む9人がこのホールでホールインワンを経験しているが、最後に達成されたのは15年大会のフランチェスコ・モリナリ(イタリア)による一打。ことしは、興奮を求め戻ってきた2万人が、10回目のホールインワンを目にすることになるのか。(文・高桑均)