＜アーノルド・パーマー招待　2日目◇4日◇ベイヒルC＆L（米フロリダ州）◇7466ヤード・パー72＞

「予選2日間は、良いプレーができた。ちょうど今年と同じ感じで」。単独首位で決勝ラウンドにコマを進めたビクトル・ホブラン（ノルウェー）にとって、いい位置で迎える週末は少し複雑だ。

松山英樹のバッグの中身をのぞき見

2021年の「アーノルド・パーマー招待」で7位タイ発進。3位タイで予選通過を果たしたが、決勝ラウンドは「77」、「78」とスコアを落として、終わってみれば49位タイまで落ち込んだ。「次のプレーヤーズ（選手権）までに疲れが溜まって気持ちも落ち着かなかったが、同時に学ぶことも多かった」と苦い経験を振り返る。

今年は2日目に23パットをマークして、7バーディ・1ボギーの「66」。トータル9アンダーまで伸ばして、後続に2打差をつける単独首位まで上り詰めた。昨年の“悪夢”が頭をよぎるが、「去年の週末のことは忘れようと思っている」と振り払う。

ゲンや縁起は特に担がないというホブランだが、ひとつだけ、昔から決めているのがマーカーをしまう場所。「子供の頃、右ポケットに入れていたらグローブの出し入れで落ちてしまった。今は左ポケットに入れている」と、マーカーとしてつかう25セントコインは左の後ろポケットが定位置だ。