昨今のPGAツアーは対サウジの新リーグ対策もあって賞金が高騰。今週の『プレーヤーズ選手権』は第5のメジャーと呼ばれるPGAツアーのフラッグシップ大会。賞金総額は昨年の1500万ドル(約17億2500万円)から2000万ドル(約23億円)にアップ。2021年覇者のジャスティン・トーマス(米国)がゲットしたのは270万ドル(約3億1050万円)だったが、今年の優勝は90万ドル増え360万ドル、日本円にしてなんと4億1400万円という超ビッグマネーとなる。
怪物たちの“飛ばし”まとめました 松山英樹の400ヤードオーバーも!【PGAツアー動画】
1974年から開始された大会は毎年「メジャーに負けない」とツアーでもっとも高い賞金総額を掲げてきた。為替などの影響で全英オープンが最高額となった年もあったが、PGAツアーのヘッドクオーターがあるフロリダ州ポンテベドラビーチのTPCソーグラスで開催される同大会がもっともリッチなトーナメント、なんとこの10年で倍の高騰ぶりをみせている。
ちなみに第一回大会は1974年で賞金総額は25万ドル(約2875万円)で優勝はジャック・ニクラウス(米国)、5万ドル(約575万円)を獲得した。翌年は総額30万ドル、79年には44万ドル(約5060万円)と着実に増額。
80年代には大きな伸びで1987年にはツアー初の賞金総額100万ドル(1億1500万ドル)を記録、89年に勝利したトム・カイト(米国)の優勝賞金は24万3千ドル(約2794万円)だった。さらに90年代は総額が150万ドル(1億7250万円)から500万ドル(5億7500万ドル)と3倍に。
2000年覇者のハル・サットン(米国)は108万ドル(1億2420万円)を獲得、タイガー・ウッズ(米国)の出場で2000年代はなんと5倍の伸びを見せ、リーマンショックの影響も受けず2010年代もビジネスは成長、2008年から2013年までの優勝賞金170万ドル、2019年には225万ドル(2億5875万円)に達した。そして今年は初の300万ドル台もはるかに超えた360万ドル。第一回からの48年間で賞金総額は25万ドルから2000万ドルとなんと「80倍」へ成長した。(文・武川玲子=米国在住)
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1974年から開始された大会は毎年「メジャーに負けない」とツアーでもっとも高い賞金総額を掲げてきた。為替などの影響で全英オープンが最高額となった年もあったが、PGAツアーのヘッドクオーターがあるフロリダ州ポンテベドラビーチのTPCソーグラスで開催される同大会がもっともリッチなトーナメント、なんとこの10年で倍の高騰ぶりをみせている。
ちなみに第一回大会は1974年で賞金総額は25万ドル(約2875万円)で優勝はジャック・ニクラウス(米国)、5万ドル(約575万円)を獲得した。翌年は総額30万ドル、79年には44万ドル(約5060万円)と着実に増額。
80年代には大きな伸びで1987年にはツアー初の賞金総額100万ドル(1億1500万ドル)を記録、89年に勝利したトム・カイト(米国)の優勝賞金は24万3千ドル(約2794万円)だった。さらに90年代は総額が150万ドル(1億7250万円)から500万ドル(5億7500万ドル)と3倍に。
2000年覇者のハル・サットン(米国)は108万ドル(1億2420万円)を獲得、タイガー・ウッズ(米国)の出場で2000年代はなんと5倍の伸びを見せ、リーマンショックの影響も受けず2010年代もビジネスは成長、2008年から2013年までの優勝賞金170万ドル、2019年には225万ドル(2億5875万円)に達した。そして今年は初の300万ドル台もはるかに超えた360万ドル。第一回からの48年間で賞金総額は25万ドルから2000万ドルとなんと「80倍」へ成長した。(文・武川玲子=米国在住)