PGAツアー最優秀選手賞を2度受賞しているダスティン・ジョンソン（米国）は語る。「ドライバーショットも、ショットもパットもちゃんと打たなくてはいけない。全てを正確にね」。

「良いゴルフをするだけ」と最近ツアー初優勝を遂げたばかりのスコティ・シェフラー（米国）は話す。つまり、成功するためのカギは難しいことだが、シンプルだ。

実際、PGAツアーの旗艦大会でもある本大会は1982年に初めて開催され、今年で40周年を記念するが、主催するピート・ダイ設計の歴史的コースが、こんなにも特徴的なのは平等主義的な特質ゆえだ。これほどまでに皆に平等を与えるコースはない。誰にとっても有利であり、誰にとっても不利なコースだ。

ザ・プレーヤーズを勝つのに長距離ヒッターである必要も、巧みなショットメーカーである必要も、ライン読みができるパター名手である必要もない。大会の週に最高のコンディションでプレーできるゴルファーになるだけだ。

世界ランキング1位のジョン・ラーム（スペイン）は「コースは本当に最高のデザインで、誰も攻略できていない。ベストな選手がこの大会で勝つんだろう？」と言う。

「TPCソーグラスでプレーするならオールマイティなゴルフが必要になる。球をあらゆる技術で打っていく。毎日、違うことが求められる。飛ばしていったり、短めに打ったり、球を右から左へ、左から右へとかね」とカナダ出身のアダム・ハドウィンは語る。