進行が大幅に遅れて、3日目は27人がスタートさえもできなかった。風速20メートル近い強風が吹く厳しいコンディション。第2ラウンドを終えたのはわずかに48人だが、その中でトータル3アンダー、クラブハウスリーダーに立ったのは、ディフェンディングチャンピオンの『JT』ことジャスティン・トーマスとバッバ・ワトソン(ともに米国)だ。2人はともにボギーフリーのラウンドを披露した。
「どうにもできない…」 ケプカは名物17番で『+5』【写真】
「69」をマークしたトーマスはフェアウェイをとらえたのは7度と半分だけながら、パーオンは14回、残り4ホールはすべてスクランブル(パーオン逃し)でパーセーブした。第2ラウンドは10番から出て16番パー5でグリーン左ラフから1.4メートルにつけてバーディ、後半は2番パー5で14メートルに2オンし、5番パー4は6メートルを沈めてバーディを奪った。
「この風でリズムをキープするのが本当に大変だった。このコンディションだとグリーン周りのチップをするのも大変だから、とにかくグリーンに安全に乗せることを優先した。1〜2メートルのパットでも入れるのが大変だ」とJT。悪天候の待ち時間には滞在している知人宅に戻り、愛犬と過ごした。「(ジョーダン・)スピース一家と一緒に滞在しているから、リラックスできた」と長丁場の戦いを乗り越えようとしている。
一方、暫定ながら第2ラウンドのベストスコア「68」をマークしたワトソン。パッティングが冴えて2番パー5で3.5メートル、3番で5メートル、6番で2.5メートルを沈めると、後半は12番で4メートルを決めて4つめのバーディを奪った。27パットでストロークゲインドパッティングは「4.019」をマークした。
「キーはパットが入ったこと。それで良い流れに乗れた。もちろんショットはとても良かった。あとは最後まで気持ちを保つのが大変だった。だけどリーダーボードを見たら、JTがボギーなしの3アンダー。だから僕は4アンダーにしようと思った。うまくいって良かった」とバッバは高笑いだった。(文・武川玲子=米国在住)
「どうにもできない…」 ケプカは名物17番で『+5』【写真】
「69」をマークしたトーマスはフェアウェイをとらえたのは7度と半分だけながら、パーオンは14回、残り4ホールはすべてスクランブル(パーオン逃し)でパーセーブした。第2ラウンドは10番から出て16番パー5でグリーン左ラフから1.4メートルにつけてバーディ、後半は2番パー5で14メートルに2オンし、5番パー4は6メートルを沈めてバーディを奪った。
「この風でリズムをキープするのが本当に大変だった。このコンディションだとグリーン周りのチップをするのも大変だから、とにかくグリーンに安全に乗せることを優先した。1〜2メートルのパットでも入れるのが大変だ」とJT。悪天候の待ち時間には滞在している知人宅に戻り、愛犬と過ごした。「(ジョーダン・)スピース一家と一緒に滞在しているから、リラックスできた」と長丁場の戦いを乗り越えようとしている。
一方、暫定ながら第2ラウンドのベストスコア「68」をマークしたワトソン。パッティングが冴えて2番パー5で3.5メートル、3番で5メートル、6番で2.5メートルを沈めると、後半は12番で4メートルを決めて4つめのバーディを奪った。27パットでストロークゲインドパッティングは「4.019」をマークした。
「キーはパットが入ったこと。それで良い流れに乗れた。もちろんショットはとても良かった。あとは最後まで気持ちを保つのが大変だった。だけどリーダーボードを見たら、JTがボギーなしの3アンダー。だから僕は4アンダーにしようと思った。うまくいって良かった」とバッバは高笑いだった。(文・武川玲子=米国在住)