＜ザ・プレーヤーズ選手権　最終日◇14日◇TPCソーグラス（フロリダ州）◇7256ヤード・パー72＞

初日から悪天候に見舞われ、大幅にスケジュールが遅れ最終日に20ホール以上の長丁場の戦いとなった“第5のメジャー”。5日間の過酷な戦いを制したのはトータル13アンダーまで伸ばしたオーストラリアのキャメロン・スミスだった。

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残していた第3ラウンドを終えて首位と2打差のトータル7アンダー・6位タイにつけたスミス。「午後に向けていい位置につけているよ」という言葉は本物だった。

最終ラウンドの出だしの1番で約11メートルを沈めると一気に4連続バーディを奪取。6番でスコアを1つ伸ばした後3連続ボギーを叩いたが、折り返してからの10番からはまたも4連続バーディ。さらにアイランドグリーンの名物17番パー3ではティショットを約1.3メートルにピタリ。最終ホールで2打目を池に入れてボギーを叩いたが、1打差で逃げ切った。

圧倒的なバーディを生み出したのは持ち前のパッティングのうまさ。最終ラウンドのパッティングのスコアに対する貢献度を示す数字「STROKES GAINED - PUTTING」は驚異の4.158。1打差2位となったアニルバン・ラヒリ（インド）が2.122だから、グリーン上の差で優勝賞金360万ドル（約4億1400万円）を掴んだこととなる。