6月に開幕するサウジアラビアの新リーグ「リブ・ゴルフ・インビテーショナルシリーズ」。その発表で、再び禍中の人となったCEOを務めるグレッグ・ノーマン(オーストラリア)が19日、人気ポッドキャストの『5クラブカンバセーション』に出演した。しかしゴルフジャーナリストでホストのゲーリー・ウイリアムス氏(米国)からの質問にも、やっぱり選手名などの詳細は明かさなかった。
こちらは対立するPGAツアーのモナハン会長【写真】
ただ「6月開幕は必ずできる」と新リーグ開設には大きな自信を示す。そして「これはまだ新時代の始まりに過ぎない。これからのゴルフ界の発展を考えて、アジアンツアーにも多大な投資をしている」とこれまでの主張を繰り返した。
ノーマンはサウジアラビアの政府系ファウンドが過半数の株を保有する「リブ・ゴルフ・インベスティメント」のCEOを務める。2022年の新リーグの賞金総額は2億5500万ドル(約293億円)だが「これらのマネーはどこから来るのか?」という質問も投げられた。さらに「契約をした選手は何人いるか?」、「PGAツアーを欠場しているフィル・ミケルソン(米国)が参戦する可能性は?」など質問攻めに。これらには「私は政治家ではない。ゴルフ界を発展させることに集中している。新リーグは実現する」と答えるにとどめた。
新リーグは、始まれば「数年で終わることはなく、長くゴルフ界に存続する」としたうえで、「すでに契約している選手はいる。しかしその名前は言わないが、招待状はまもなく送られる」と言及した。また現在、対立関係になっているPGAツアーとは「私はどちらか一つのツアーを選ぶことは望んでいない」と共存共栄を目指すとし、PGAツアーのジェイ・モナハン会長とは「座って話しをしたい」と話し合いを求めた。
ミケルソンについてはPGAツアーや新リーグを批判する過程で過激な言葉を使ったことに「彼は間違いを犯した」とした。「最近ミケルソンと話した」とも明かし、「フィルには自分の意見を言う権利がある。しかし最終的には自身を傷つけ、ゴルフを傷つけた。オフレコでもオンレコでも…そんなことは分からない。公表されてしまったがもう済んだこと。過去は振り返らない。2日前にフィルと話した。私たちは前に進んでいく。ゴルフはいつだってフィルにドアを開けて待っていると伝えた」と手を差し伸べる意向も示す。それでも「フィルが新リーグと契約したか?それは言えない」と、ノーマンは最後まで“核心”に触れることはなかった。(文・武川玲子=米国在住)
こちらは対立するPGAツアーのモナハン会長【写真】
ただ「6月開幕は必ずできる」と新リーグ開設には大きな自信を示す。そして「これはまだ新時代の始まりに過ぎない。これからのゴルフ界の発展を考えて、アジアンツアーにも多大な投資をしている」とこれまでの主張を繰り返した。
ノーマンはサウジアラビアの政府系ファウンドが過半数の株を保有する「リブ・ゴルフ・インベスティメント」のCEOを務める。2022年の新リーグの賞金総額は2億5500万ドル(約293億円)だが「これらのマネーはどこから来るのか?」という質問も投げられた。さらに「契約をした選手は何人いるか?」、「PGAツアーを欠場しているフィル・ミケルソン(米国)が参戦する可能性は?」など質問攻めに。これらには「私は政治家ではない。ゴルフ界を発展させることに集中している。新リーグは実現する」と答えるにとどめた。
新リーグは、始まれば「数年で終わることはなく、長くゴルフ界に存続する」としたうえで、「すでに契約している選手はいる。しかしその名前は言わないが、招待状はまもなく送られる」と言及した。また現在、対立関係になっているPGAツアーとは「私はどちらか一つのツアーを選ぶことは望んでいない」と共存共栄を目指すとし、PGAツアーのジェイ・モナハン会長とは「座って話しをしたい」と話し合いを求めた。
ミケルソンについてはPGAツアーや新リーグを批判する過程で過激な言葉を使ったことに「彼は間違いを犯した」とした。「最近ミケルソンと話した」とも明かし、「フィルには自分の意見を言う権利がある。しかし最終的には自身を傷つけ、ゴルフを傷つけた。オフレコでもオンレコでも…そんなことは分からない。公表されてしまったがもう済んだこと。過去は振り返らない。2日前にフィルと話した。私たちは前に進んでいく。ゴルフはいつだってフィルにドアを開けて待っていると伝えた」と手を差し伸べる意向も示す。それでも「フィルが新リーグと契約したか?それは言えない」と、ノーマンは最後まで“核心”に触れることはなかった。(文・武川玲子=米国在住)