2019年大会覇者のケビン・キスナー(米国)は全勝で予選を突破。優勝最有力に目されていたジャスティン・トーマス(米国)に4&3と圧勝。対戦中には「JTが相手だから予想していた」とトラッシュトーク、いわゆる舌戦の応酬もあったが、キスナーは動じず。序盤から快調に飛ばし、最初の6ホールで4バーディ、1イーグルで3アップと付け入る隙を与えなかった。
同じく3勝で勝ち進んだのは第8シードのダスティン・ジョンソン(米国)。「今週はすごく良いプレーができている。スイングの感覚も良いし、ドライバーも好調。やっとパットも入ってくれた」。
4日目は第54シードのリチャード・ブランド(イングランド)と対戦する。49歳のブランドは昨年DPワールド(欧州)ツアーの「ベットフレッド・ブリティッシュ・マスターズ」でツアー初勝利を挙げて注目を集めた。現在、世界ランキング60位で、実は「マスターズ」の出場権はまだ持っていない。今大会終了時で世界ランキング50位内に浮上すれば、晴れてオーガスタ行きのチケットを獲得する。「人生で初めて世界ランキングを気にしている」というブランド。4回戦でブランドがジョンソンに勝利すると、おそらく世界ランキングは50位内にアップすると見られている。
「ブランドのことはもちろん知っている。タフな戦いになるだろう」とジョンソンも闘志を燃やす。決勝トーナメントに残った日本の金谷拓実にも期待がかかるが、海外勢の熱き戦いにも注目だ。(文・武川玲子=米国在住)
同じく3勝で勝ち進んだのは第8シードのダスティン・ジョンソン(米国)。「今週はすごく良いプレーができている。スイングの感覚も良いし、ドライバーも好調。やっとパットも入ってくれた」。
4日目は第54シードのリチャード・ブランド(イングランド)と対戦する。49歳のブランドは昨年DPワールド(欧州)ツアーの「ベットフレッド・ブリティッシュ・マスターズ」でツアー初勝利を挙げて注目を集めた。現在、世界ランキング60位で、実は「マスターズ」の出場権はまだ持っていない。今大会終了時で世界ランキング50位内に浮上すれば、晴れてオーガスタ行きのチケットを獲得する。「人生で初めて世界ランキングを気にしている」というブランド。4回戦でブランドがジョンソンに勝利すると、おそらく世界ランキングは50位内にアップすると見られている。
「ブランドのことはもちろん知っている。タフな戦いになるだろう」とジョンソンも闘志を燃やす。決勝トーナメントに残った日本の金谷拓実にも期待がかかるが、海外勢の熱き戦いにも注目だ。(文・武川玲子=米国在住)