3月28日に発表された男子の世界ランキングで50位内に入った5人が、新たに「マスターズ」の招待を獲得した。

右の林なんて怖くない！スライスはこう打て！【タイガー・ウッズ連続写真】

4月7日に開幕する今年のマスターズの招待条件には、マスターズ前週の世界ランキング50位内が含まれている。トーマス・ピータース（ベルギー）は昨年末時点で65位だったが、34位に浮上。また、40位のハロルド・バーナーIII、42位のラッセル・ヘンリー、47位のキャメロン・ヤング（いずれも米国）が50位内に入った。すでにこの5人は、28日に更新されたマスターズのホームページで招待選手にアップされている。

一方で気になるのは、その招待選手にタイガー・ウッズ（米国）の名前が含まれていること。ウッズは歴代優勝者として終身の出場権を持つため当然といえばそれまでだが、ジャック・ニクラス（米国）、ゲーリー・プレーヤー（南アフリカ）、トム・ワトソン、ベン・クレンショー（ともに米国）など、多くの歴代優勝者は本戦に出場しない選手としてアップされている。

さらに、今年は本戦に出場しない選手としてフィル・ミケルソン（米国）の名前も入っている。新リーグ構想支持から批判を浴び戦列を離れたミケルソンは、マスターズも1994年以来となる欠場を決断。そのうえでの「出場しない選手」リスト入りだが、開幕週まであと1週間と迫ったいまも、ウッズの名前はプレーする選手として残されているのだ。

昨年12月には長男のチャーリー君とペアを組み「PNC選手権」に出場。脚に重症を負った自動車事故から復帰し、プレーできる状態であることを披露した。同大会はカートを使用してのプレーで、「歩くことが一番大変。世界のトップと戦えるレベルではない」とツアー復帰は否定している。しかし最近では、ウッズがホームコースとするフロリダ州のメダリストGCで、キャディのジョー・ラカバを伴い、歩く姿も目撃されたと複数の米メディアが伝えている。