＜マスターズ 事前情報◇3日◇オーガスタ・ナショナルGC（米ジョージア州）◇7475ヤード・パー72＞

過去に5度制している祭典での公式戦復帰が、現実味を帯びてきた。現地時間3日（日）、タイガー・ウッズ（米国）がオーガスタ・ナショナルGCに来場。打撃練習場でショットの調整を行った後、10番ティからコースへと出ていった。

ウェッジをのぞき込み調整をするタイガー・ウッズ！

ウッズは同日、午前9時40分（日本時間午後10時40分）に自身のツイッターに「準備と練習のために、きょうオーガスタへ行く」と投稿。その予告通り、午後3時20分頃にコースに姿を現した。来場時には、同じ時間に打撃練習場で調整していた前年度王者の松山英樹を見かけると、近寄って握手を交わす場面も見られた。自身が自動車事故に遭った後にマスターズ王者になった松山を、祝福したような雰囲気だ。

その後、20分程度ショットを確認。コースにいた選手、関係者と笑顔で会話するなどその表情も明るかった。そして午後3時40分頃にはカートに乗ってコースへ。そのまま10番ティからキャディらを従えて、芝の感触を確認するため歩き出した。

昨年2月に自動車事故で右脚に重傷を負ったウッズ。一時は生命も危ぶまれる状態だったが、昨年12月には息子のチャーリー君とともに非公式戦の「PNC選手権」に出場するまでに回復した。公式戦への出場については「まず練習で、自分自身に、できると証明しないと」と慎重な姿勢を示しており、その時が待たれている。