クーチャーは、最後はスポーンに2打差まで迫ったが、18番(パー5)で2打目を池に落としてパーどまり。その傍らで冷静だったスポーンは、最終ホールをパーで収めて、トータル13アンダーで初優勝。キャリア初のマスターズ出場資格を勝ち取った。
「いろいろなことを克服して、勝つことができた。ドリーム・カム・トゥルーだ。言葉にならない」
その言葉通り、スポーンは「いろいろなこと」を乗り越えてきた。
米ロサンゼルスで生まれたスポーンは、母親がフィリピンの血を引く米国人。サンディエゴ州立大学を卒業後、2012年にプロ転向。2015年からはPGAツアー・カナダで、2016年からは下部ツアーのコーンフェリーツアーで、それぞれ1勝ずつを挙げ、2017年からPGAツアー参戦を開始した。
初優勝を挙げられないまま迎えた2018年、スポーンは糖尿病と診断され、彼の生活は一変した。医師の指示通り、投薬と食餌療法を続けたが、体調は悪化の一途となった。
それが誤診だったことが判明したのは2021年。誤った投薬による副反応から体調も成績も悪化し、世界ランキングは584位まで低下していたが、スポーンは必死の努力で徐々に回復し、今年は成績が上向き始めていた。そして今大会。プロ転向から10年目、ツアー147試合目にして、ついに初優勝を挙げ、マスターズ初出場を決めた。
「いろいろなことを克服して、勝つことができた。ドリーム・カム・トゥルーだ。言葉にならない」
その言葉通り、スポーンは「いろいろなこと」を乗り越えてきた。
米ロサンゼルスで生まれたスポーンは、母親がフィリピンの血を引く米国人。サンディエゴ州立大学を卒業後、2012年にプロ転向。2015年からはPGAツアー・カナダで、2016年からは下部ツアーのコーンフェリーツアーで、それぞれ1勝ずつを挙げ、2017年からPGAツアー参戦を開始した。
初優勝を挙げられないまま迎えた2018年、スポーンは糖尿病と診断され、彼の生活は一変した。医師の指示通り、投薬と食餌療法を続けたが、体調は悪化の一途となった。
それが誤診だったことが判明したのは2021年。誤った投薬による副反応から体調も成績も悪化し、世界ランキングは584位まで低下していたが、スポーンは必死の努力で徐々に回復し、今年は成績が上向き始めていた。そして今大会。プロ転向から10年目、ツアー147試合目にして、ついに初優勝を挙げ、マスターズ初出場を決めた。