「昨日までとゴルフ自体は変わってない。ちょっとしたことでスコアは変わっちゃうので難しい」。5番もあと数ヤードキャリーがでていれば、結果は大きく変わっていた。7番もグリーン外からパターで打った3打目がカップを越えると、傾斜をどんどん下り10メートルほど離されることになった。このわずかな誤差が明暗を分ける。それが、オーガスタが“難関”と言われる理由にもなる。
前年王者が苦しむかたわらで、世界ランク1位につけるスコッティ・シェフラー(米国)が、最大でトータル11アンダーまで伸ばしていった。「すごいなと思いながら(見ていた)。去年の最終日の前半が終わった時、(自分も)こんな感じで見られていたのかな」。折り返し時点で2位に5打差をつけていた1年前の自分と重ね合わせる。ただ松山も最後は1打差まで迫られたように、シェフラーも終わってみればトータル9アンダーと1つ伸ばしただけ。改めてスリリングなコースだ。
「トップと離れてしまった(11打差)ので、チャンスはなかなかないと思う。一つでも伸ばして終われるように頑張ります」。史上4人目の連覇は果てしなく遠いものになった。ただ抱えていた首痛は問題なしを強調。最後まで“王者の威厳”を見せてもらいたい。(文・間宮輝憲)
前年王者が苦しむかたわらで、世界ランク1位につけるスコッティ・シェフラー(米国)が、最大でトータル11アンダーまで伸ばしていった。「すごいなと思いながら(見ていた)。去年の最終日の前半が終わった時、(自分も)こんな感じで見られていたのかな」。折り返し時点で2位に5打差をつけていた1年前の自分と重ね合わせる。ただ松山も最後は1打差まで迫られたように、シェフラーも終わってみればトータル9アンダーと1つ伸ばしただけ。改めてスリリングなコースだ。
「トップと離れてしまった(11打差)ので、チャンスはなかなかないと思う。一つでも伸ばして終われるように頑張ります」。史上4人目の連覇は果てしなく遠いものになった。ただ抱えていた首痛は問題なしを強調。最後まで“王者の威厳”を見せてもらいたい。(文・間宮輝憲)