今季メジャー第2戦。5月19〜22日に米オクラホマ州タルサのサザンヒルズCCで開催される海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」のエントリーが4月22日に締め切られた。主催するPGA・オブ・アメリカ（全米プロゴルフ協会）が25日、そのフィールドリストを発表し、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン（ともに米国）がエントリーを済ませたことが分かった。

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昨年2月の交通事故で右脚を大きく損傷したタイガーは、4月の「マスターズ」で奇跡の競技ゴルフに復帰、予選通過を果たし47位だった。次戦については7月、セントアンドリュースで開催される全英オープン選手権への出場を明言したが、5月の全米プロ、6月の全米オープンについては「体の状態しだい」としていた。だがエントリーを済ませたことで、タイガーがサザンヒルズCCで再びプレーする可能性が出た。タイガーは2007年に同コースで開催された全米プロ選手権で勝利している。

また、昨年、サウスカロライナ州のキアワアイランドリゾートで開催された同大会を50歳の最年長記録で優勝、メジャー通算6勝目を挙げたミケルソンは現在ツアーの欠場が続いているが、復帰する可能性が浮上した。

ミケルソンのエージェントを長年務めるスティーブ・ロイ氏は、グレッグ・ノーマン（オーストラリア）率いるサウジの新リーグ、リブ・ゴルフ・インビテーショナルシリーズの開幕戦、6月9〜11日にイングランドのロンドン郊外、センチュリオンGCでの大会に出場するため、米国男子ツアーに許可申請を行ったと話した。リブ・ゴルフ・インビテーショナルシリーズへの出場申請で名前を公表したのはロバート・ギャリガス（米国）に次ぎ、ミケルソンが二人目の選手となった。（文・武川玲子=米国在住）