ミーシャにとって始まったアメリカ生活は日々驚きが待っていた。到着3日後には、PGAツアーの本拠地で開催されている「ザ・プレーヤーズ選手権」を訪れた。ローリー・マキロイ(北アイルランド)と記念撮影、ジャスティン・トーマス(米国)、ジョン・ラーム(スペイン)の組に「オナラリーオブザーバー」としてロープ内でプレーを観戦。4月の「マスターズ」には、開幕前夜の米国ゴルフ記者協会の主催する晩餐会に招待され、オーガスタ・ナショナルGCも訪れた。
「本当にすばらしい経験をさせてもらった。これだけの支援をしてくれたたくさんの人々にとても感謝している」と流ちょうな英語でインタビューに応えた。
「すごくいいことが続く反面、一方では悪いことが続いている」とミーシャ。
母のヴィタさんはミーシャを米国に無事届けるとキーウへと戻っていった。父のオレグさんは戦争が終わらないとウクライナから出国することができない。祖父母もキーウに留まったままだという。
「僕のアメリカでの生活は素晴らしい。練習はいつだってできるし、ゴルフはうまくなったと思う。だけど家族はまだウクライナにいる。それを考えるととても苦しい。幸いなことにまだ家族と話すこともできるし、インターネットが繋がってフェイスタイムもできる。だけど家族と離れたのは僕にとってははじめてのことで、とても心細い」と15歳は不安も口にした。
父の影響で6歳のときにクラブを手にしたミーシャ。10歳から本格的にプレーを始めたそのゴルフコースは今、ロシア軍により攻撃された。「ときおりノスタルジックな気持ちになる。僕がゴルフのすべてを学んだ場所は破壊された」と自身のソーシャルメディアに綴っている。
「本当にすばらしい経験をさせてもらった。これだけの支援をしてくれたたくさんの人々にとても感謝している」と流ちょうな英語でインタビューに応えた。
「すごくいいことが続く反面、一方では悪いことが続いている」とミーシャ。
母のヴィタさんはミーシャを米国に無事届けるとキーウへと戻っていった。父のオレグさんは戦争が終わらないとウクライナから出国することができない。祖父母もキーウに留まったままだという。
「僕のアメリカでの生活は素晴らしい。練習はいつだってできるし、ゴルフはうまくなったと思う。だけど家族はまだウクライナにいる。それを考えるととても苦しい。幸いなことにまだ家族と話すこともできるし、インターネットが繋がってフェイスタイムもできる。だけど家族と離れたのは僕にとってははじめてのことで、とても心細い」と15歳は不安も口にした。
父の影響で6歳のときにクラブを手にしたミーシャ。10歳から本格的にプレーを始めたそのゴルフコースは今、ロシア軍により攻撃された。「ときおりノスタルジックな気持ちになる。僕がゴルフのすべてを学んだ場所は破壊された」と自身のソーシャルメディアに綴っている。