海外メジャー2勝、元世界ランキング1位のマーティン・カイマー（ドイツ）もサウジの新リーグ、リブ・ゴルフ・インビテーショナルシリーズの開幕戦への出場を希望。出場許可を米PGAツアー、DPワールド（欧州）ツアーに求めていることが分かった。英テレグラフ紙が伝えている。

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2010年、ウィスリングストレイツで開催された「全米プロゴルフ選手権」ではバッバ・ワトソン（米国）をプレーオフで制しメジャー初勝利。14年にはパインハーストでの「全米オープン」を2位のリッキー・ファウラー（米国）らに8打差をつける圧勝でメジャー2勝目を挙げた。

同年はPGAツアーの最高峰、「ザ・プレーヤーズ選手権」も勝利し米ツアー通算3勝。11年には8週間、世界ランキング1位の座にも就いている。12年、メダイナCC（米イリノイ州）で開催された「ライダーカップ」で欧州チーム勝利に貢献し、将来のライダーカップのキャプテン候補の一人とも目されている。

37歳を迎えたカイマーはPGAツアーのフルシードを持たず今季は3戦に出場。「ザ・ホンダクラシック」で予選落ち、「バルスパー選手権」で48位タイ、「コラレス・プンタカナ選手権」も予選落ちと低迷。DPワールド（欧州）ツアーでは昨年11月、「アビブ・ドバイ選手権」で13位タイに入った。

カイマーのサウジ新リーグへの出場は「驚きではない」と受け止められている。PGAツアーはイングランド開催の開幕戦は北米での大会ではないため希望している選手には「出場許可を出す」と見られている一方で、DPワールド（欧州）ツアーのキース・ペリー会長が同じ欧州での開催試合への出場を許可するかは難しいとも見られている。