＜WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権　第1回戦◇22日◇ザ・リッツカールトンGC＞

　「WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権」がアリゾナ州にあるザ・リッツカールトンGCで開幕。石川遼が鮮やかな逆転勝利で1回戦を突破した。

遼、終盤で大逆転！ビル・ハース倒し2回戦進出

　相手は昨年のフェデックスカップ王者で先週の「ノーザン・トラスト・オープン」を制し、今もっとも勢いに乗るビル・ハース(米国)。石川は1番からバーディを奪い1アップと幸先の良いスタートを切るも、3番、4番で連続ダウンをくらい追いかける展開に。その後も差を広げられ13番を迎えた時点で3ダウン。絶体絶命のピンチに追い込まれた。

　しかし、石川は14番、15番で執念の連続バーディを奪い1ダウンまで詰め寄ると、17番では渾身のパットをねじ込みバーディ。この迫力に圧倒されたかハースはチャンスを決めきれずパーとしついに土壇場で追いついた。最終18番は石川の勢いにのまれたハースがセカンドをミスしてコンシード。見事なチャージで格上から勝利をもぎ取った。

　2回戦はポール・ローリー(スコットランド)と対戦。27日時点の世界ランキングで50位以内に入って次の「WGC-キャデラック選手権」への出場権を得るために勝ち続けるしかない。