『金に目がくらんだ』とする批判的な見方や、『選手のプレーする場を制限するのはおかしい』という同情的な意見もある。周りの論争に対してミケルソンは、「いろいろな意見があるのは当然だし、理解はするし、リスペクトもする」と、何度も“リスペクト”の言葉を繰り返した。

25分間の会見。ゴルフに対する質問はひとつだけ。メディアの興味は、『なぜLIVゴルフなのか？』に集中。そして、「今後どうなるのか、どうしたいのか。批判をどう思っているのか」に終始したが、明確な答えはなく、すべて“リスペクト”で片付けられた。

永久シードであればPGAツアーに残って試合を選びながら出ることも可能。ミケルソンの言う「コース外の時間を増やす」ということも十分できるはず。大金があればなお、そのコース外の時間が充実したものになるのか。ビッグマネーの世界に身を投じたミケルソン。米ゴルフ界のヒーローの今後にますます注目が集まっている。