＜トランジションズ選手権　事前情報◇13日◇イニスブルックリゾート・コパーヘッドコース(7,340)＞

　米国男子ツアー「プエルトリコオープン」で米ツアー自身最高の2位に食い込む活躍を見せた石川遼が、翌日月曜に早くも今週出場する「トランジションズ選手権」の会場であるイニスブルックリゾートに姿を見せた。

「先週は出来すぎ」遼、世界ランキング47位に浮上！

　「今日は休むという選択肢もあったけど、逆に休みたくなかった」と夕方にコースに入ると、ドライビングレンジとパッティンググリーンで約1時間ほどの軽めの調整。レンジでは右ワキにグローブを挟んで打つ練習を繰り返し、「ずっと右ヒジを体につけたままボディスイングで打ちたいから。また最初からドライバーのスイングを作りたい」と、新たな課題に取り組みながらスイングの確認に汗を流していた。

　「プエルトリコ・オープン」で単独2位フィニッシュを決めた20歳に周囲も反応。「レジストとか選手ラウンジで、いろんな選手やレップの方に声をかけられた。キャデラック選手権があったのに、意外と見てくれいているんだなと思ってうれしかった」と祝福に笑顔を見せた。

　しかし、石川の目線はすでに今大会に向いている。「アメリカのコースは知っているほうが有利。だから先週は苦しかった。今週は知っているコースなので、1ホール1ホールを冷静にやっていきたい」。4年連続4回目の参戦となる今大会は09年が71位、10年、11年は予選落ちと結果を残せていないが、果たして。