1973年の「全英オープン」を制したトム・ワイスコフ氏(米国)が8月20日、モンタナ州ビッグスカイの自宅で亡くなった。79歳だった。盟友のトム・ワトソン(米国)がツイッターで第一報を伝えた。
松山英樹のドライバースイングを解説【連続写真】
「最後まで仕事を全うした、すばらしい人生だった」とローリー夫人もコメントを残している。
2年前の2020年12月にすい臓がんを宣告されたが、亡くなる直前の前週まで自身が設計した自宅近くの「スパニッシュ・ピークス・モンタナクラブ」を訪れ、昼食会にも出席していたという。
1942年、オハイオ州で鉄道マンの息子として生まれたワイスコフ氏。57年に父に連れられインバーネス(オハイオ州トレド)で開催された「全米オープン」を観戦し、サム・スニード(米国)のプレーに魅了されゴルフにのめり込んだ。
オハイオ州立大学に進みゴルフチームで活躍後、64年にプロ転向。68年に「アンディ・ウイリアムズ・サンディエゴ・オープン招待」で米PGAツアー初勝利。以降通算16勝をあげた。もっとも輝いたのは73年、ロイヤル・トゥルーンでの全英オープンでメジャー勝利を含む世界中で7勝を飾ったこと。柔軟性のあるスイングは帝王、ジャック・ニクラス(米国)も絶賛。軌道の高いアイアンショットでゴルフファンを魅了した。マスターズでは4度の2位、75年にはニクラスに敗れた。
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「最後まで仕事を全うした、すばらしい人生だった」とローリー夫人もコメントを残している。
2年前の2020年12月にすい臓がんを宣告されたが、亡くなる直前の前週まで自身が設計した自宅近くの「スパニッシュ・ピークス・モンタナクラブ」を訪れ、昼食会にも出席していたという。
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