＜マスターズ　事前情報◇4日◇オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)＞

　米国男子メジャー「マスターズ」。昨年大会、2位に4打差をつけ単独首位で迎えた最終日に“80”を叩きグリーンジャケットを逃したローリー・マキロイ(北アイルランド)が1年越しのリベンジに挑む。

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　悪夢は10番ホールだった。ティショットを左に引っかけ木に当てると、ボールは大きく跳ねて左サイドのキャビンの間に。出すのもやっとの状況からトリプルボギーを叩いたマキロイは、ここで優勝争いから姿を消した。

　しかし、今年と昨年とではマキロイ自身も、周りを取り巻く環境も大きく変わっている。昨年は快進撃を続ける注目の若手でしかなったマキロイは、マスターズでの悔しさをバネに「全米オープン」を制し、その後の活躍で世界ランキング1位の座にもついた。多くの経験と成功体験を積み重ねた22歳は、いまや押しも押されぬ世界ナンバー1を争う選手となった。

　「この経験は僕をきっと強くしてくれる」と語ってオーガスタを後にしてから1年。その答えを出すときがやってきた。