プライスが「さらに」と言ったワケは、これまでの世界選抜チームの戦績が「1勝11敗1分」という惨憺(さんたん)たるものであったから。「ただでさえ不利なところに、LIVゴルフへの移籍で主力選手が抜け去り、さらに不利になった」という意味だった。
確かに、初日と2日目は米国チームの圧勝で、「ああ、やっぱり」と思われた。しかし、世界選抜の3日目からの盛り返しぶりには目を見張るものがあった。最終日のシングルスも米国6勝、世界選抜5勝、そして1分と手に汗握るマッチだった。
最終結果は「17.5対12.5」で米国チームの勝利に終わったが、それは楽勝でも圧勝でもなく、エキサイティングな場面がいっぱいだった。
とりわけ20歳のルーキー、キム・ジュヒョン(韓国)のエネルギッシュなプレーやさまざまなガッツポーズは「先輩」であるチームメンバーに元気や勇気を送っていたほどで、世界選抜チームを盛り立てるこの若者の健気な様子を見て、米国のファンが温かい拍手や声援を送っていたことが、何より素敵でうれしく感じられた。
キムはスペシャル・テンポラリー・メンバー資格で戦っていた昨季のレギュラーシーズン最終戦「ウインダム選手権」にスポンサー推薦で出場し、いきなり初優勝。初日の1番でいきなり「8」の大叩きを喫しながらも「たった1ホールの出来事だ」と自分に言い聞かせ、その通りに好プレーを続け、最終日は「61」の快進撃で堂々の圧勝を飾った。
本名は「ジュン・キム」だが、きかんしゃトーマスが大好きなことから「トム」と呼ばれている。「僕はゴルフの試合でこんなに大声を出したり叫んだりしたことは、これまで一度もない。でも、グッド・エナジーをチームに送ることが、初出場で若い僕がやるべき役割だと思う。パットする前から、入れたらどうやって喜ぼうか、どんなガッツポーズを取ろうかと考えている」
確かに、初日と2日目は米国チームの圧勝で、「ああ、やっぱり」と思われた。しかし、世界選抜の3日目からの盛り返しぶりには目を見張るものがあった。最終日のシングルスも米国6勝、世界選抜5勝、そして1分と手に汗握るマッチだった。
最終結果は「17.5対12.5」で米国チームの勝利に終わったが、それは楽勝でも圧勝でもなく、エキサイティングな場面がいっぱいだった。
とりわけ20歳のルーキー、キム・ジュヒョン(韓国)のエネルギッシュなプレーやさまざまなガッツポーズは「先輩」であるチームメンバーに元気や勇気を送っていたほどで、世界選抜チームを盛り立てるこの若者の健気な様子を見て、米国のファンが温かい拍手や声援を送っていたことが、何より素敵でうれしく感じられた。
キムはスペシャル・テンポラリー・メンバー資格で戦っていた昨季のレギュラーシーズン最終戦「ウインダム選手権」にスポンサー推薦で出場し、いきなり初優勝。初日の1番でいきなり「8」の大叩きを喫しながらも「たった1ホールの出来事だ」と自分に言い聞かせ、その通りに好プレーを続け、最終日は「61」の快進撃で堂々の圧勝を飾った。
本名は「ジュン・キム」だが、きかんしゃトーマスが大好きなことから「トム」と呼ばれている。「僕はゴルフの試合でこんなに大声を出したり叫んだりしたことは、これまで一度もない。でも、グッド・エナジーをチームに送ることが、初出場で若い僕がやるべき役割だと思う。パットする前から、入れたらどうやって喜ぼうか、どんなガッツポーズを取ろうかと考えている」