現地時間6日、ドバイを拠点として中東や北アフリカでツアーを開催している「MENAツアー」と提携し、世界ランキングポイント獲得を目指した「LIVゴルフ」に対し、これから予定されている2試合では世界ランキングポイント獲得とはならないと発表したオフィシャル・ワールド・ゴルフ・ランキング（OWGR）。それを受けてMENAツアーのコミッショナーであるデビッド・スペンサー氏が声明を発表した。

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ステートメントではこれまでMENAツアーが様々なかたちOWGRが協力し合ってきたことを述べたあと、以下のように強い口調で反論した。

「OWGRは“ランキングの主な目的は、世界中の主要な男子プロトーナメントに参加するゴルファーの相対的なパフォーマンスを公正にランク付けするシステムを維持、検討、更新、管理し、その認知を促進することである”と言っているが、明らかに、MENAツアーの2022-23シーズン最初のイベントであるLIV Golf Invitational Bangkokは、これらのトーナメントの1つであり、それに応じて今週のOWGRイベントに含まれるべきだ。私たちのイベントを今週のOWGRに含めないことは、結果とその後の選手の動きを間違ったものにする」

続けて「OWGRとこの状況を解決するために、引き続き精力的に取り組んでいくことをメンバー全員に約束したい」と参加選手にメッセージを送った。

現状、少なくともLIVゴルフの世界ランキングポイント獲得は来季以降に持ち越しとみられており、同ツアーの選手たちは急激にランキングは下降している。今のところ海外メジャーでは同ツアー出場選手も受け入れる体制にあるが、世界ランキングで出場を目指す選手にとっては依然厳しい状況だ。