＜マスターズ　最終日◇8日◇オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)＞

　米国男子メジャー初戦「マスターズ」。大混戦となった最終日はルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)とバッバ・ワトソン(米国)とのプレーオフにもつれ込んだ。

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　トータル7アンダーの3位からスタートしたウーストハウゼンは、2番パー5でセカンドを直接放り込み圧巻のアルバトロスを奪うと、その後も安定したプレーでトータル10アンダーフィニッシュ。そのウーストハウゼンと同組でラウンドしたワトソンも“68”をマークしてトータル10アンダーで並んだ。

　18番で行われたプレーオフ1ホール目は共にパー。2ホール目は10番で行われ、ウーストハウゼンはセカンドでグリーンをとらえられずボギーとしたのに対し、林の中からバーディチャンスにつけたワトソンがパーをセーブし、初のメジャータイトルを獲得。グリーン上で涙を流した。

　2位からスタートしたフィル・ミケルソン(米国)は、4番でティショットをブッシュに打ち込むと脱出に2打を要しトリプルボギー。その後盛り返したものの及ばず、リー・ウェストウッド(イングランド)、ピーター・ハンソン(スウェーデン)、マット・クーチャー(米国)と並んでトータル8アンダー3位タイに終わった。日本のアマチュアの松山英樹はこの日“80”を叩きトータル9オーバーの54位タイで4日間を終えている。