2019年、全英オープン覇者のシェーン・ローリー（アイルランド）が初日のプレーを終えたあとに “PGAツアー・スーパーストア”でパターを買い求める動画をアップした。

購入したパターを手に大喜びのローリー

今年もコロナ禍の影響で韓国開催を断念したCJカップは米サウスカロライナ州リッジランドのコンガリーGCが舞台。2018年に開場した美しいリンクスタイプのコースは、ジョージア州とサウスカロライナ州の州境から北へ40分、周囲には大きな街はなく自然に囲まれたプライベートコース。

ローリーは初日をプレー中、9番ホールで「不注意でパターを壊してしまった」という。その後2ホールはロブウェッジでパッティング、マネージャーが走ってクラブハウスからメンバーのパター（※スコティキャメロン）を借りて届けプレーを続行（※故意ではなく壊れたクラブは代替が認められる）、初日は「68」で3アンダーで15位につけた。

ローリーの愛用するのは「オデッセイ・ホワイトホットOG2ボール」。残念ながら道具メーカーのトラックすでに水曜日にコースをあとにしていたため、仕方なくローリーは愛用パターを求めて車を走らせた。午前のラウンドで時間があったのは幸い、約1時間のドライブでヒルトンヘッドの“PGAツアー・スーパーストア”に到着、突然メジャーチャンピオンが現れたストアは驚きを隠せなかったが、ローリーは愛用するオデッセイを見つけて大喜び、レジで229ドルを支払う姿の動画をツイッターにアップ、「僕のパターを見つけるのにスタッフはとても親切に対応してくれた」とコメントした。

でも、どうやってパターが壊れたのだろう？「バッグからパターを抜いたんだ。ただそれが勢いよく出てきて、落としてしまった」と金曜のラウンド後に告白。「それを足で（ヘッドを）踏んで戻そうとしたら、それがシャフトが当たって、ポッキリと折れてしまった。ぜんぜんアグレッシブには扱ってないのに…あのパターでPBMW・PGA選手権（DPワールドツアー）に勝ったぱっかりだったからショックだった…」とローリー。