11月12日は、2015年の「全米プロゴルフ選手権」など米ツアーで通算12勝を挙げているジェイソン・デイの誕生日。1987年生まれで、きょうで35歳になった。

憧れの大会で初栄冠を獲得したJ・デイのガッツポーズ【写真】

父がオーストラリア人、母はフィリピン人で、国籍はオーストラリア。3歳のとき、父が家の近所にあるゴミ置き場から拾ってきた3番ウッドをもらい、初めてクラブを手にする。6歳のころから本格的にゴルフを習い始めた。12歳で父親を亡くしてからは、アルコール依存症になるなど道を外しかけたが、周囲のサポートによってカムバック。タイガー・ウッズの本を読み、それを手本にしたという。

13歳でオーストラリア・マスターズ（ジュニア）を制覇。ヒルズインターナショナルカレッジゴルフアカデミーに在籍していた04年、全豪アマチュア選手権を制すると、世界ジュニア選手権など、アマチュアタイトルを総なめしたのち、2006年にプロ転向を果たす。

07年に米下部ツアーで初優勝を飾ったが、その後は伸び悩み、米ツアー初制覇は10年の「HPバイロン・ネルソン選手権」。11年には「マスターズ」と「全米オープン」で2位に入りメジャー制覇も近いと周囲に印象付けた。

そして15年の「全米プロゴルフ選手権」で通算20アンダーという大会新記録をマークし、悲願のメジャー初制覇。14-15年シーズンは5勝を挙げる活躍で世界ランク1位に。ジョーダン・スピース、ローリー・マキロイらと共に“新ビッグ3”と呼ばれた時期もあった。