2日後に迫った「ザ・マッチ」(12月10日・米フロリダ州)では、ローリー・マキロイ(北アイルランド)とペアを組むタイガー・ウッズ(米国)。ジャスティン・トーマス、ジョーダン・スピース(ともに米国)組とTVマッチを戦うが、ボールを愛用する『ブリヂストンTour B XS』から『ブリヂストンTour B X』 へ変更する。
ホスト大会に登場…タイガーの近影【写真】
『Tour B XS』はタイガー自身がボールデザインに加わったもので、タイガーが好む「ソフトでスピンがかかる」もの。「『Tour B XS』はすばらしいボールで、その感触は僕がもっとも好むもの。しかしながら、現在の僕の状況を考えると、もう少し転がりの出る『Tour B X』が望ましい」とタイガー。『Tour B X』はXSよりも弾道が低くスピン量が少ないため、タイガーは飛距離アップにこだわったという。「今は違った感触を求めている。自分の状況に合わせて何種類もボールがあることは素晴らしい」とコメントした。
前週にバハマで開催された、自身がホストを務める「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」には「どんなショットも打てるが、歩くことができない」と、右足痛により出場を断念。ホストに徹したが、その一方で、風の中でボールテストを続けていた。そして最終決断し、「柔らかいボールで左右思った通りのショットが打てるもの、またグリーン周りでのスピン」を約20年間重視してきたが、今回は飛距離アップを選んだ。
「ザ・マッチ」に続き、12月17〜18日は長男のチャーリー君と「PNC選手権」(米フロリダ州)への出場が決まっている。ブリヂストン社のボール担当、エリオット・メロー氏は「今回の変更は、この2大会が“非公式大会”だから決断されたもの」とし、来年以降、出場が予定されているメジャー大会などでは「XSへ戻すのでは」と予想する。
この『Tour B X』は市販されているものとまったく同じもの。タイガーが使用するものには“TIGER”と“1”が記されている。(文・武川玲子=米国在住)
ホスト大会に登場…タイガーの近影【写真】
『Tour B XS』はタイガー自身がボールデザインに加わったもので、タイガーが好む「ソフトでスピンがかかる」もの。「『Tour B XS』はすばらしいボールで、その感触は僕がもっとも好むもの。しかしながら、現在の僕の状況を考えると、もう少し転がりの出る『Tour B X』が望ましい」とタイガー。『Tour B X』はXSよりも弾道が低くスピン量が少ないため、タイガーは飛距離アップにこだわったという。「今は違った感触を求めている。自分の状況に合わせて何種類もボールがあることは素晴らしい」とコメントした。
前週にバハマで開催された、自身がホストを務める「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」には「どんなショットも打てるが、歩くことができない」と、右足痛により出場を断念。ホストに徹したが、その一方で、風の中でボールテストを続けていた。そして最終決断し、「柔らかいボールで左右思った通りのショットが打てるもの、またグリーン周りでのスピン」を約20年間重視してきたが、今回は飛距離アップを選んだ。
「ザ・マッチ」に続き、12月17〜18日は長男のチャーリー君と「PNC選手権」(米フロリダ州)への出場が決まっている。ブリヂストン社のボール担当、エリオット・メロー氏は「今回の変更は、この2大会が“非公式大会”だから決断されたもの」とし、来年以降、出場が予定されているメジャー大会などでは「XSへ戻すのでは」と予想する。
この『Tour B X』は市販されているものとまったく同じもの。タイガーが使用するものには“TIGER”と“1”が記されている。(文・武川玲子=米国在住)