2日間とは言え、喜びを胸の内に秘め続けた比嘉。「すごくうれしかったです。でも、やっぱり出るだけで満足しちゃったら駄目なんだろうなという気持ちももちろんある。どれだけ自分が準備できるのかなということを、いろいろ切り替えて考えていますね」。この日の練習ラウンドで芝について聞いた松山だけでなく、片山晋呉からも「やってもらいたい練習がある」と言われているといい、「それを聞きにまた宮崎に」と早くも貪欲に情報を求めている。

夢の舞台へは、今大会出場後、シードを得たDPワールドツアー（欧州ツアー）に出場して試合をこなしながら向かっていく。そのためにも大事な2023年初戦。「ガツガツ気合入れすぎて、いつも自滅するタイプなので（笑）。できそうなくらいのハードルとして4日間アンダーパーで回ることを設定して。それでトータルで2桁アンダーにできれば最高です」。158センチという体格で頂点を獲り日本を驚かせた27歳は、つぎは世界を驚かす準備を進めていく。