2023年が始まり、新たな「LIVゴルフ」行きの選手が出るとうわさされる中、ミト・ペレイラ（チリ）が「移籍を決めた」と英テレグラフ紙が一報を伝えると、米メディアもそれに追随した。LIVゴルフからは正式発表はまだされていない。

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チリのサンティアゴで生まれた27歳。PGAツアーは未勝利ながら現在世界ランキングは44位につけており、昨季のフェデックスカップ・ランキング50位でシードを獲得した。9月には「プレジデンツカップ」に世界選抜のメンバーとして初出場。今季は10月にラスベガスで開催された「シュライナーズ・チルドレンズ・オープン」で4位に入った。

ペレイラが最も注目を集めたのは22年、サザンヒルズCCで開催された「全米プロ」だった。1打リードで迎えた最終18番でティショットを曲げてペナルティエリアに打ち込み、痛恨のダブルボギー。ジャスティン・トーマスとウィル・ザラトリス（ともに米国）とのプレーオフに加われず、3位で大会を終えた。

プレジデンツカップでは世界選抜チームメンバーとの写真をSNSにアップするなど、PGAツアーへの残留をアピールしていたが、秋にはLIVゴルフを戦う選手らと交流する姿が頻繁に見られ、移籍のうわさが絶えなかった。

同じチリからはホアキン・ニーマン、メキシコからはエイブラハム・アンサー、カルロス・オルティスがすでにLIVゴルフでプレーしており、南米選手の移籍が勢いを増している。LIVゴルフは2月24〜26日、メキシコのマヤコバで2023年初戦を迎える。（文・武川玲子=米国在住）