＜全米プロゴルフ選手権　事前情報◇8日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート(7,676ヤード・パー72)＞

　米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」がサウスカロライナ州にあるキアワ・アイランド・ゴルフリゾートで開催される。石川遼は難関の続くINコースを2回ラウンドして最終調整を終えた。

「全米プロゴルフ選手権」石川遼、藤田寛之、谷口徹の3選手が出場

　「OUTに比べると難しい印象」と語るINコースは10番から13番までの4ホールはすべて右サイドにウォーターハザードが待ち受けているコースレイアウトで、特に折り返しの13番は距離が長い上にグリーンが深いバンカーと水路に挟まれている難ホール。長いパー3もあるため、バックナインはガマンしつつチャンスを待つ戦いとなりそうだ。

　さらに、このキアワ・アイランド・ゴルフリゾートは大西洋に面しているため海からの風の読みも攻略には不可欠。石川も「基本は同じ方向に吹くのでわかりやすいのですけど、微妙に向きが変わるので安易に考えないようにしたいですね」と警戒を示していた。

　「このコースはチャンスをしっかり取っていくのがカギ。逃げちゃダメですね。7番アイアン以下を持ったときは積極的に狙いたい」。ワナも多く待ち受けているコースだけにイケイケで狙っていくことはしないが、メジャーでは5戦連続予選落ちと苦しんでいるだけに結果を残したい気持ちは強い。硬軟使い分けて最後のメジャーに立ち向かう。