＜ライダーカップ　最終日◇30日◇メディナCC(7,658ヤード・パー72)＞

　米国にあるメディナCCで開催された、米国と欧州のゴルフ対抗戦「ライダーカップ」の最終日。米国選抜4ポイントリードで迎えたこの日はシングルス12マッチが行われ、8.5ポイントを獲得した欧州チームが逆転勝利を飾った。

マキロイ、「ここにいられて興奮している」大会前

　世紀の大逆転だ。まずは第1マッチでルーク・ドナルド(イングランド)がバッバ・ワトソンを2＆1でくだすと、イアン・ポールター(イングランド)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジャスティン・ローズ(イングランド)、ポール・ローリー(スコットランド)と立て続けに勝利をおさめる。

　その後は一進一退の戦いが続いたが、11マッチ目でマーティン・カイマー(ドイツ)がスティーブ・ストリッカー(米国)を破り1ポイントリードを奪うと、最終組で奮闘したフランチェスコ・モリナリ(イタリア)がタイガー・ウッズから0.5ポイントをもぎ取り最終日のドラマを完結させた。

　米国チームはチーム戦で1勝も出来ず、最後のシングルスでも約1メートルのパーパットを外して勝利を逃したウッズが誤算だった。